EVOLUZIONE DELLE FORME(2011)/EGO

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今日ご紹介するのは、EGO(イタリア)のEVOLUZIONE DELLE FORMEです。

このグループは、以前3rdアルバムのMCM EGOFUTURISMOを紹介しましたが、この作品はその3年後に発表された彼らの4thアルバムで、結成以来不動のメンバーである3人に加えて、本作ではCHIARA BOTTELLI(ヴァイオリン、ヴォーカル)がゲスト参加しています。
編成としては所謂キーボード・トリオですが、このグループの最大の特徴はキーボーディストがフルート、ベーシストがトロンボーンを兼任していることで、ライナーのライブの写真を見るとフルートもトロンボーンも横に置いてありますが、実際どのように持ち替えて演奏しているのか興味津々です。

音楽的には、当然のことながらキーボードを中心としたシンフォですが、シンセ、オルガン、ピアノ等を巧みに使い分けるとともに、フルート、トロンボーン、ヴァイオリン、スキャット等も効果的に登場することから、キーボード漬け感はかなり緩和されていると思います。
PIER CARAMELは、このアルバム発表後のインタビューで、”この作品をもって、このグループをスタートさせた時の目標レベルに到達した。”とコメントしていますが、このような境地に至ることが出来たというのは、ミュージシャンとして最高に幸せなことではないでしょうか。

このアルバムのハイライトは、1曲目のExpo'、2曲目のRivoluzione Estetica、3曲目のEvoluzione Delle Forme、7曲目のStato Multiforme辺りでしょうか。
多彩なキーボードを駆使したシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://maracashrecords.bandcamp.com/album/evoluzione-delle-forme-2

NIGHTSCAPE(2018)/PYMLICO

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今回で、遂に800枚目のアルバム紹介となりました。
ここまで来ると1,000枚という区切りの数字も見えてきて、知らず知らずのうちにプレッシャーも増してきますが、心の琴線に触れるような素晴らしい音楽との出会いがあるからこそ、何とかこれまで挫折することなく続けることが出来たのだと思います。
プログレの復権に伴う新しいグループの出現も嬉しいですが、私にとってはそれ以上に古い音源の発掘、再発が一番の楽しみで、今後も70年代の雰囲気が感じられる素晴らしい音源のリリースを待ち望みながら、地道にインスト・プログレのグループを紹介していきたいと思います。

今日ご紹介するのは、PYMLICO(ノルウェー)のNIGHTSCAPEです。

このグループは、先般4thアルバムのMEETING POINTを紹介しましたが、この作品はその2年後に発表された彼らの5thアルバムで、前作のメンバーに加えてANDREAS SJO ENGEN(ギター)、ODA RYDNING(パーカッション)の2人が新たに参加して7人編成となり、他にギター、フルート、トロンボーン、トランペットの4人がゲスト参加しています。
本作のジャケットは、一見すると電球の写真のように見えますが、よく見ると夜空を背景とした森の中のドーム型建築物で、その形状から天文台やプラネタリウムのような施設と推測されますが、実際はどこに(ノルウェー?)存在するどのような目的の建物なのでしょうか?

音楽的には、前作同様ミドルテンポの曲中心のジャズロックで、アダルトな雰囲気のサックスがフィーチャーされた曲は、どちらかと言えばフュージョンの領域に近いと思いますが、その中で7曲目のSilver Arrowはこれまでの作品でも散見されたシンフォ風味の佳曲です。
1st~3rdアルバムは、ARILD BROTERによるプロジェクトという位置付けで、彼が手掛けた曲だけで構成されていましたが、4thアルバム以降はグループ編成となったことから、彼と他のメンバーによる共作曲(特に本作ではOYVIND BROTERがほとんどの曲に関与)が増えています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のWide Awake、2曲目のGabagool、3曲目のTofana 10Am、7曲目のSilver Arrow辺りでしょうか。
聴くほどに味わいを感じるようなジャズロックがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のWide Awakeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=7RseJUSghg0

こちらのサイトでは、2曲目のGabagoolを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=q71InZ21FXg

こちらのサイトでは、3曲目のTofana 10Amを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=RAeevCinKbI

こちらのサイトでは、4曲目のRoom With A Viewを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=_OO7Zh7ktug

こちらのサイトでは、5曲目のGhost Notesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=GnAWgJilsiU

こちらのサイトでは、6曲目のRoad Movieを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=xwcGMFtpHPM

こちらのサイトでは、7曲目のSilver Arrowを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=sYhR-MWIjws

こちらのサイトでは、2曲目のGabagoolを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=VlozzOCLnF4

こちらのサイトでは、3曲目のTofana 10Amを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=GoNuH_jQCtI

FUYUHIKO EARLY WORKS "1987-1990"(2019)/FUYUHIKO TANI

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今日ご紹介するのは、FUYUHIKO TANI(日本)のFUYUHIKO EARLY WORKS "1987-1990"です。

谷フユヒコ氏は、先般紹介したBEING & TIMEのギタリストですが、本職は神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授(専門:人格発達心理学)で、精神分析的人格理論に基づいた実証的研究、及び精神病理的傾向に関する実証的研究(谷研究室HP参照)等を行っているそうです。
この作品は、彼が数々の音楽コンテストに出場していた頃に一人多重録音した楽曲を集めたアルバムで、他に1987年のENTRANCEというグループでのライブ演奏と、1999年の塚越裕氏とのライブ用に作った曲(それ以降もBEING & TIMEとして数回演奏)も追加収録されています。

音楽的には、プログレと言うよりはややフュージョン寄りのジャズロックで、一部完全にハードロック系の曲が含まれていたりしますが、速弾きギターが炸裂するところは∞やVISIONS辺りのPRISMを彷彿とさせ、録音状態はともかくとして楽曲の完成度はかなりのものです。
谷フユヒコ氏は、1989年にSENSE OF WONDERの小室和之氏の後任ベーシスト・オーディションで、最終選考の4人まで残ったという逸話を持っており、難波弘之氏からもその才能はKENSOの清水義央氏やMR. SIRIUSの宮武和広氏と同等であるという高い評価を受けています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のStrange Notes、2曲目のFreddy、4曲目のBlue、6曲目のStill辺りでしょうか。
テクニカルなギターによるジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで各曲30秒程度試聴出来ます。↓
https://www.musicterm.jp/scripts/shop_cd_syousai01.asp?scc=020626

WHAT A SYMPHONY(1996)/CODA

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今日ご紹介するのは、CODA(オランダ)のWHAT A SYMPHONYです。

このグループは、以前1stアルバムのSOUNDS OF PASSIONを紹介しましたが、この作品はその10年後に発表された彼らの入手困難(仮に中古CDショップにあっても高価!)な2ndアルバムで、76分の本編WHAT A SYMPHONYに加えて、22分のボーナスCD(LOVE POEM)が付いた豪華2枚組となっています。
メンバーは、前作からドラムのMARK ESHUISがWOLFRAM DETTKI BLUDEAUに交代しており、他にヴォーカル×3、ヴァイオリン、チェロ、サックス、バスーン、アコーディオン、ベース、マリンバ×2、シンバル&ミリタリードラム、ナレーター×2の14人がゲスト参加しています。

音楽的には、キーボードを中心としたシンフォですが、合間に管弦楽によるほぼクラシックと言っても良いような曲、メンバーやゲストのソロのみをフィーチャーした曲、コケティッシュなヴォーカル曲等を挟んでおり、聴く人を飽きさせない構成となっています。(本編の3/21曲がヴォーカル曲)
このアルバムは、曲の中にヒトラーの演説を挿入したり、ライナーに元アムステルダム市長ED VAN THIJNの人種差別に関する文書を引用したり、自らも差別主義や全体主義への危険性を訴えたりと、ERIK DE VROOMENの音楽の世界以外での主義・主張が垣間見れます。

このアルバムのハイライトは、本編2曲目の2nd Movement(In The Shadows Of Tomorrow)、6曲目のThe Proud Tower Ⅰ、8曲目のThe Proud Tower Ⅱ、9曲目のMother Earth Is Crying、11曲目のElegy、13曲目のSpirit Of Waves、17曲目の3rd Movement(a) Heavenly Bliss、b) The Joy Of Life、c) Eclipse Of The Sun、d) Lacrimosa)、18曲目の1st Movement(The Broken Man)、19曲目の2nd Movement(The March Of Absurdity)辺りでしょうか。
クラシカルなシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1~3曲目のOvertureを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=YGpg21Z4oVg

こちらのサイトでは、11曲目のElegyを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=7kuBHi_IamY

こちらのサイトでは、LOVE POEM1曲目のAgain And Againを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=tYLh0VjMoxo

ZEITGEIST(2019)/FRANK WYATT AND FRIENDS

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今日ご紹介するのは、FRANK WYATT AND FRIENDS(アメリカ)のZEITGEISTです。

FRANK WYATTは、HAPPY THE MANやOBLIVION SUNで活躍したキーボード兼管楽器奏者で、予てよりこれまで音楽活動を共にした盟友たちを集めて、プロジェクト作品を制作したいと考えていたようですが、近年大病を患ったことをきっかけにして、その計画を一気に実行に移したのが本作ZEITGEISTです。
このアルバムには、HAPPY THE MANの歴代メンバーからSTAN WHITAKER(ギター、ヴォーカル)、KIT WATKINS(キーボード)、RICK KENNELL(ベース)、MIKE BECK(パーカッション)、CLIFF FORTNEY(ヴォーカル、フルート)、RON RIDDLE(ドラム)、DAVID ROSENTHAL(キーボード)、JOE BERGAMINI(ドラム)、OBLIVION SUNからBILL BRASSO(ドラム)、DAVID HUGHS(ベース)、CHRIS MACK(ドラム)が参加しており、大同窓会的な様相を呈しています。

音楽的には、飛び跳ねるようなリズムと変拍子、めくるめく展開と美しいメロディ、PETER GABRIELそっくりのSTAN WHITAKERのヴォーカル等、前半は正にHAPPY THE MANそのものと言えるような楽曲が揃っていますが、後半は彼が一度やってみたかったというオーケストレーションを駆使したクラシカルな大作組曲となっています。(2/10曲がヴォーカル曲)
OBLIVION SUNのTHE HIGH PLACESのジャケットを手掛けたMICHAEL PHIPPSのデザインによるジャケットには、FRANK WYATT本人と思われる人物が描かれており、ほのかに淡い色使いの繊細なタッチで描かれた風景は、叙情的な彼の曲にぴったりマッチしていますね。

このアルバムのハイライトは、1曲目のZeitgeist、3曲目のTwelve Jumps、5曲目のThe Approach、6曲目のFred's Song、7曲目のTo Venus(Perelandra Mvt.Ⅰ)、9曲目のThe Golden Feast(Perelandra Mvt.Ⅲ)辺りでしょうか。
メロディアスなシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://frankwyattmusic.bandcamp.com/album/zeitgeist

"LIFE" AND OTHER GAMES(1982)/KEVIN PEEK

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今日ご紹介するのは、KEVIN PEEK(オーストラリア)の"LIFE" AND OTHER GAMESです。

KEVIN PEEKは、1970年代の終わりから1990年代の初めにかけて、このブログでも全アルバムを紹介したSKYのメンバーとして活躍したギタリストですが、彼は元々オーストラリア南部のアデレード出身で、SKYのオリジナル・メンバーの中では一番最後に参加が決まったようです。
この作品は、SKY 4: FORTHCOMINGと同時期に発表された彼のソロ・アルバムで、他にALAN TARNEY(ベース)、TREVOR SPENCER(ドラム)、TOM NICHOL(パーカッション)、ALAN JONES(ピアノ)、DEREK AUSTIN(シンセ、ギター)の5人が参加しています。

音楽的には、ギターを中心としたシンフォ系ジャズロックですが、元々彼の曲はSKYの中でもHotta、Sahara、Westwind、Moonroof、Fayre等比較的ロック寄りの曲が多かったことから、本作でも軽快なテンポのメロディアスなロック・ナンバーが主体となっています。
ウィキペディアによると、彼は1991年にSKYを脱退した後、オーストラリアに戻ってセッション・ミュージシャンやプロデューサーとして活動していましたが、2010年頃から投資詐欺に関与したとして訴えられており、裁判を受ける前の2013年2月に癌で他界しています。(正に激動の人生ですね...。)

このアルバムのハイライトは、1曲目のDrifting、2曲目のPacific Run、3曲目のViewfinder、6曲目のHunter's Theme、7曲目のEpsilon辺りでしょうか。
ギター主体のコンパクトで耳馴染みの良い曲がお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のDriftingを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=cKD07evyCNM

こちらのサイトでは、6曲目のHunter's Themeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=hEgFdEYo9BU

LA BATTERIA(2015)/LA BATTERIA

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今日ご紹介するのは、LA BATTERIA(イタリア)のLA BATTERIAです。

このグループは、FONDERIAのEMANUELE BULTRINI(ギター、マンドリン)とSTEFANO VICARELLI(キーボード)が中心となり、他にDAVID NERATTINI(ドラム)、PAOLO PECORELLI(ベース)の2人を加えて、2015年にローマで結成されました。
この作品は彼らの1stアルバムで、上記4人以外にGHITA CASADEI(ヴォーカル)、FELICIANO ZACCHIA(アコーディオン)、LUCA BERNARDINI(シンセ)の3人がゲスト参加しており、EMILIANO COTALDOのデザインによるジャケットには、何やら謎めいた建物が描かれています。

音楽的には、GOBLIN、ANIMA MORTE、MORTE MACABRE等のグループ同様、ホラー映画のサントラを思わせるややダークなシンフォで、マイナーなコード進行、変拍子や不協和音、不安感を煽るミニマルな展開は、一聴しただけでおどろおどろしさを感じさせます。
ホラー映画のサントラも、プログレのジャンルの1つとして確立した感がありますが、彼らのHPを見るとこのアルバムではシンフォに加えて、ダンス・ミュージック、ヒップホップ、エレクトロニック・ミュージック、オルタナティブ・ロック等の要素も取り入れているということです。

このアルバムのハイライトは、1曲目のChimera、2曲目のVigilante、4曲目のFormula(Feat. Patchani Brothers)、6曲目のManifesto、9曲目のIncognito、12曲目のPersona Non Grata辺りでしょうか。
GOBLINタイプのシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://labatteria.bandcamp.com/album/la-batteria

こちらのサイトでは、2曲目のVigilanteを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Z4ujTmAJb-0

こちらのサイトでは、4曲目のFormula(Feat. Patchani Brothers)を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=1m7STit4TOE

こちらのサイトでは、5曲目のVice Versaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=zYZKxpEvIsc

こちらのサイトでは、6曲目のManifestoを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=DCOIvxmC8fs

こちらのサイトでは、12曲目のPersona Non Grataを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Eq28EFgekT8

SHOPPING(2012)/ANDREA GONZALEZ

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今日ご紹介するのは、ANDREA GONZALEZ(アルゼンチン)のSHOPPINGです。

ANDREA GONZALEZは、MACHY MADCO MANUSCRITOS、MADCOLYTES他数多くのグループに在籍したキーボーディストで、FBを見ると最近もスティック、ドラムとのキーボード・トリオとして、ライブやロックフェスへの参加等積極的に活動しているようです。
この作品は彼女の初めてのソロ・アルバムで、これまでずっと活動を共にしてきたMACHY MADCO-LOCOCO(ベース)をはじめ、GUSTAVO CIARDI(ドラム)、JUAN CUNEO(ギター)をコア・メンバーとして、他にヴォーカル、ギター×2がゲスト参加しています。

音楽的には、ギター、キーボードを中心とした比較的キャッチーなシンフォで、どちらかと言えばソロはギターに任せてキーボードはアンサンブルに徹した感じですが、そもそも全6曲20分強という収録内容は、オリジナル・アルバムと言って良いのかどうか微妙なところです。
この作品の最大の特徴は、それが珍しくて購入したということもありますが、何と言ってもCDケースが丸い缶仕様になっていることで、実際ツカミとしてのインパクトは大きいと思いますが、正直言って缶が薄いため非常に開けにくく、使い勝手が悪いところが難点ですね...。

このアルバムのハイライトは、1曲目のHora De Partir、2曲目のLo Demas Da Igual、6曲目のLuces En El Aire辺りでしょうか。
メロディアスなシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://viajeroinmovilrecords.bandcamp.com/album/andrea-gonz-lez-shopping-2012

INFINITY OF WORLDS(2010)/LALLE LARSSON'S WEAVEWORLD

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今日ご紹介するのは、LALLE LARSSON'S WEAVEWORLD(スウェーデン)のINFINITY OF WORLDSです。

このグループは、以前3rdアルバムのNIGHTSCAPESを紹介しましたが、本作はその2年前に発表された彼らの2ndアルバムで、時期的にはLALLE LARSSONがKARMAKANIC、3RD WORLD ELECTRIC、AGENTS OF MERCY等を掛け持ちし、正に八面六臂の活躍をしていた頃の作品です。
メンバーは、LALLE LARSSON(キーボード)、JONAS REINGOLD(ベース)、RICHARD HALLEBEEK(ギター)、STEFAN ROSQVIST(ギター)、MICKAEL "WALLE" WAHLGREN(ドラム)の5人ということで、このグループとしては不動のラインナップとなっています。

音楽的には、ロック・スピリットを感じさせる曲とフュージョン・テイストの曲が、程良くミックスされたテクニカルなジャズロックで、いずれの曲もメロディアスでドラマティックな展開を見せる中に、ギターとキーボードのインタープレイがたっぷりと盛り込まれています。
本作は、各メンバーがそれぞれ別のスタジオでレコーディングしたものを、LALLE LARSSONとJONAS REINGOLDの2人でミックスしており、最近ではあまり珍しくないスタイルではありますが、一糸乱れぬコンビネーションを感じさせる演奏は見事と言う他ありません。

このアルバムは、全ての曲がハイライトです。
ギター、キーボードを大々的にフィーチャーしたジャズロックがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のA Demon's Kissを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=DKnNnPYLLM4

こちらのサイトでは、2曲目のOtherworldlyを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=qovPcoZg6YM

こちらのサイトでは、3曲目のCity Of Lost Soulsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=W8jker5Krns

こちらのサイトでは、4曲目のBeyond Shadowsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=gRf_B6henzs

こちらのサイトでは、5曲目のLemuriaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=OSdPUJAO7A0

こちらのサイトでは、6曲目のInfinity Of Worldsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=llCsNAFDqqk

CONQUISTA Y DESTRUCCION DE MEXICO - TENOCHTITLAN(1996)/EL PUENTE DE ALVARADO

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今日ご紹介するのは、EL PUENTE DE ALVARADO(メキシコ)のCONQUISTA Y DESTRUCCION DE MEXICO - TENOCHTITLANです。

このグループは、CHAC MOOLのCARLOS ALVARADO PEREA(キーボード)とICONOCLASTAのRICARDO MORENO ECHEVERRIA(ギター)の2人が中心となり、ARMANDO BELTRAN MANZUR(ベース)、ICONOCLASTAのVICTOR BALDOVINOS MORENO(ドラム)の2人を加えて結成されました。
グループ名のEL PUENTE DE ALVARADOは、実在する通りの名前(ネットで検索)なのか、CARLOS ALVARADO PEREAの名前をもじったものか定かではありませんが、この作品は彼らが残した唯一のアルバムで、上記4人以外にGERMAN BRINGAS(サックス)が1曲のみゲスト参加しています。

音楽的には、RICARDO MORENO ECHEVERRIAのギターを大々的にフィーチャーしたヘビー・プログレで、一部ハードロックやブルースとしか言いようがない曲も含まれていますが、一方でキーボードがソロを取っているのは2曲のみで、控え目にバッキングに徹しているのが面白いですね。
アルバム・タイトルにもある通り、本作は15~16世紀に栄えたアステカの首都テノチティトランが、スペイン人のHERNAN CORTESに征服、破壊された史実をモチーフに制作されており、ライナーにはFRANCISCO MORENO CAPDEVILAが描いたテノチティトランの絵が掲載されています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のEspiritu Volatil、3曲目のFundacion、5曲目のLa Noche Del Jaguar、7曲目のPrisioneros、10曲目のConquista Y Destruccion De Mexico - Tenochtitlan辺りでしょうか。
ギター弾き倒し系のヘビー・プログレがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=H4yMl_O4MZc

五色沼(2014)/HEAD POP UP

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今日ご紹介するのは、HEAD POP UP(日本)の五色沼です。

このグループは、以前1stアルバムの特選ぶらり旅を紹介しましたが、この作品はその12年後にリリースされた彼らの2ndアルバムで、メンバーは前作と同じ和田ヒロ氏(キーボード、オカリナ、リコーダー)、真柳みちこさん(キーボード、アコーディオン、フルート)、岩澤篤氏(ギター)、三上輝郎氏(ベース)、阿部寿氏(ドラム)の5人です。
タイトルは五色沼ですが、虹色と言っても良いようなジャケットは非常にカラフルで、ライナーを見ると2005年から2010年まで6年もの年月をかけてレコーディングされており、全ての曲をリーダー(と思われる)の和田ヒロ氏が手掛けています。

音楽的には、変拍子を多用したジャズロックで、各曲イントロではミニマル感を漂わせながらも、聴き進めると展開の妙を感じさせるような楽曲が揃っており、メロディとインタープレイが程良くミックスされたところは、カンタベリーロックに通じるところがあるかもしれません。
難解なナレーション、THIJS VAN LEER?風のコーラス、ややヘタウマ感(失礼!)のあるオカリナやリコーダーはう~ん?という感じですが、それ以外は前作のようなアバンギャルドなヴォーカル曲も無くなっており、正に私にとってストライク・ゾーンど真ん中のジャズロック作品です。

このアルバムのハイライトは、1曲目の土湯温泉、2曲目の深泥沼、3曲目の瑠璃沼、5曲目のムーン・ラビット辺りでしょうか。
クールなジャズロックがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲30秒程度試聴出来ます。↓
http://www.musicterm.jp/scripts/shop_cd_syousai01.asp?scc=020585

SOFTS(1976)/SOFT MACHINE

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今日ご紹介するのは、SOFT MACHINE(イギリス)のSOFTSです。

このグループは、先般8thアルバムのBUNDLESを紹介しましたが、この作品はその翌年に発表された彼らの9thアルバムで、前作以降ALLAN HOLDSWORTHと唯一のオリジナル・メンバーだったMIKE RATLEDGE(本作では2曲のみシンセでゲスト参加)の2人が脱退しています。
その代わりに、元DARRYL WAY'S WOLFのJOHN ETHERIDGE(ギター)とRICK WAKEMANの従兄弟であるALAN WAKEMAN(サックス)の2人が新たに参加するとともに、これまで管楽器も兼務していたKARL JENKINSがキーボード専任となっています。

音楽的には、各楽器のインタープレイをフィーチャーしたジャズロックで、ドラムとギターのソロ曲以外はほとんどの曲をKARL JENKINSが手掛けており、軽快なテンポの曲からじっくり聴かせる曲まで、なかなかメリハリの利いた楽曲構成となっています。
このアルバムを聴いて一番驚いたのは、ALLAN HOLDSWORTHに勝るとも劣らないJOHN ETHERIDGEのギター・テクニックで、彼は2000年代にはSOFT MACHINE LEGACYとして活動しており、2018年のSOFT MACHINEのニュー・アルバムHIDDEN DETAILSにも参加しています。

このアルバムのハイライトは、2曲目のThe Tale Of Taliesin、3曲目のBan-Ban Caliban、4曲目のSong Of Aeolus、5曲目のOut Of Season、10曲目のOne Over The Eight辺りでしょうか。
テクニカルなジャズロックがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=kjxgXDPmg8A

こちらのサイトでは、2曲目のThe Tale Of Taliesinを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=9gpaMTgBCx0

こちらのサイトでは、5曲目のOut Of Seasonを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=encjevXOxfo

HELLS CANYON(2000)/ROCKENFIELD SPEER

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今日ご紹介するのは、ROCKENFIELD SPEER(アメリカ)のHELLS CANYONです。

このグループは、シアトル出身でQUEENSRYCHEのドラマーとしても有名なSCOTT ROCKENFIELDと、アイダホ州ルイストン出身のギタリストPAUL SPEERの2人によるユニットで、彼らは1993年頃に友人の紹介で知り合ってすぐに意気投合したようです。
その後、1998年にサウンドトラック作品であるTELEVOIDを発表しましたが、それがグラミー賞にノミネートされたことに気をよくし、続けて制作したのがこのアルバムで、タイトルのHELLS CANYONというのはアイダホ州とオレゴン州の州境に実在する大峡谷のことです。

音楽的には、ギターを中心としたハードなジャズロックで、部分的にドラマティックな展開や印象的なメロディも登場しますが、3~6分の比較的短いシンプルな曲ばかりで構成されているところは、ストレートにハードロックと呼んでも良いかもしれませんね。
このグループは、20年ほど前にPROGARCHIVESを見てリストアップした中の1つで、これまで中古CDショップでも全く見たことが無く、日本で入手することは不可能と思っていたのですが、先般通販サイトに出品されているのを発見し早速購入した次第です。

このアルバムのハイライトは、2曲目のSeven Devils、4曲目のSnake Dance、6曲目のCoyote、8曲目のRiver Of No Return、11曲目のCarved In Stone辺りでしょうか。
ちょっとハードなインストものがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のDescent、2曲目のSeven Devilsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=M4t2xFMVbWc

こちらのサイトでは、3曲目のChant Of The Fathersを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=s1U8RAvx5JA

こちらのサイトでは、4曲目のSnake Danceを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=FS4QdGMXBfc

こちらのサイトでは、5曲目のCrossing To Freedomを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=PSfIYu1Ymgs

こちらのサイトでは、6曲目のCoyoteを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=VNtoYznO1v8

こちらのサイトでは、7曲目のRed Torrentを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=SzLVMgsNGks

こちらのサイトでは、8曲目のRiver Of No Returnを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=LDH5i8AT2t4

こちらのサイトでは、9曲目のChina's Last Standを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=vcACRVG0eIo

こちらのサイトでは、10曲目のBuffalo Eddyを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=liuh89OY40k

こちらのサイトでは、11曲目のCarved In Stoneを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=6WICbP2_s3o

FINE ART(2016)/NEUSCHWANSTEIN

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今日ご紹介するのは、NEUSCHWANSTEIN(ドイツ)のFINE ARTです。

このグループは、THOMAS NEUROTH(キーボード)とKLAUS MAYER(フルート、シンセ)を中心に、1971年からドイツ南西部の町フェルクリンゲンで活動開始していますが、最初は不思議の国のアリスのミュージカル化の仕事をしていたようです。
その後、1978年にデビュー・アルバムのBATTLEMENTをリリースしていますが、それから更に38年後となる2016年に発表したのがこのFINE ARTで、オリジナル・メンバーで残っているのはTHOMAS NEUROTHのみ、現在はギター×2、キーボード×2、ヴァイオリン&ヴィオラ、フルート、リコーダー、ドラムの8人編成となっています。

音楽的には、とてもドイツのグループとは思えない(久々の偏見発言!)ような、オーケストラ(クレジットが明確ではないため詳細不明)を大々的にフィーチャーしたクラシカルなシンフォですが、一方でロックバンドとしてのダイナミズムもしっかりと兼ね備えています。
このアルバムは、FINE ARTというタイトルからも分かる通り、各曲が4面見開きデジパックに描かれている絵画をテーマに作られており、更にそのうちの3曲は古のクラシック作品(ドビュッシー、ショルツ、サン=サーンス)をカバーした楽曲となっています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のFetes、2曲目のPer Omnem Vitam、4曲目のFlorence Coleman - Part One、6曲目のThe Angels Of Sodom、8曲目のThe Distributor、10曲目のWehmut, Stark Wie Banyuls辺りでしょうか。
ロックとクラシックを融合したシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のFetesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=V_LuoPe7t_0

こちらのサイトでは、2曲目のPer Omnem Vitamを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=pvq9e1mpJxU

こちらのサイトでは、3曲目のGod's Little Planを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Kg0lRrVKIvQ

こちらのサイトでは、4曲目のFlorence Coleman - Part Oneを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=1NMj-o6Sgpw

こちらのサイトでは、5曲目のFlorence Coleman - Part Twoを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=xw_jtK8MY5Q

こちらのサイトでは、6曲目のThe Angels Of Sodomを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=luw9nex9IUc

こちらのサイトでは、7曲目のDie Geschichte Vom Kleinen Hahnchenを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=HO5MhtVu5FM

こちらのサイトでは、8曲目のThe Distributorを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=EhHiJO5KBeU

こちらのサイトでは、9曲目のDer Mond Ist Aufgegangenを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=roDqYEtugA8

FROM SEA AND BEYOND(2018)/ELLESMERE

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今日ご紹介するのは、ELLESMERE(イタリア)のFROM SEA AND BEYONDです。

このグループは、先般1stアルバムのLES CHATEAUX DE LA LOIREを紹介しましたが、この作品はその3年後に発表された彼らの2ndアルバムで、前作同様ROBERTO VITELLI(ベース、ギター、キーボード)によるワンマン・ユニット+ゲストという体制で制作されています。
その豪華なゲスト陣は、PAOLO CARNELLI(キーボード)、DANILO MINTRONE(キーボード)、ADVENTのALAN BENJAMIN(ギター)、元3のROBERT BERRY(ヴォーカル)、THE SAMURAI OF PROGのMARCO BERNARD(ベース)、元VAN DER GRAAF GENERATORのDAVID JACKSON(サックス、キーボード)、元KING CRIMSONのTREY GUNN(ウォーギター)、ECHOLYNのBRETT WILLIAM KULL(ギター)、元ARENAのKEITH MORE(ギター)、元THE NICE、ROXY MUSICのDAVY O'LIST(ギター)、RANESTRANEのDANIELE POMO(ドラム)となっています。

音楽的には、前作がアコースティック・ギター、フルート、ストリングス等を中心とした叙情的なシンフォだったのに対し、本作はバンド・スタイルでキーボードを中心に変拍子を駆使したシンフォで、一部TAPROBANを思わせるややダークな雰囲気の曲も含まれています。(2/7曲がヴォーカル曲)
このアルバムは、海とその未知なる部分への人類の好奇心や恐れといったものをコンセプトとしており、海の上にエンタシスとドラゴンを描いたジャケットは、1970年代にGENESIS他数多くのプログレ・アルバムをデザインしたCOLIN ELGIEが手掛けています。

このアルバムのハイライトは、2曲目のMarine Extravaganza、5曲目のThe Schooner、6曲目のRidge Fanfare、7曲目のTime, Life Again辺りでしょうか。
ドラマティックなシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://ellesmere-ams.bandcamp.com/album/ellesmere-ii-from-sea-and-beyond

DIUMENGE(1975)/COMPANYIA ELECTRICA DHARMA

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今日ご紹介するのは、COMPANYIA ELECTRICA DHARMA(スペイン)のDIUMENGEです。

このグループのルーツは、ESTEVE(ギター、オルガン)、JOAN(ベース)、JOSEP(ドラム)のFORTUNY兄弟が、1967年にELS LLUMSというグループで初めてコンサートを開いたところまで遡りますが、その当時はBEATLESのカバーやフォーク系の曲を演奏していたようです。
その後メンバーの変遷、楽器の担当変更を経て、COMPANYIA ELECTRICA DHARMAとしてはESTEVE(ギター)、JOAN(サックス)、JOSEP(ドラム)のFORTUNY兄弟、JORDI SOLEY(キーボード)、CARLES VIDAL(ベース)の5人により、1974年にスペインのバルセロナで結成され、この作品は彼らの1stアルバムということになります。

音楽的には、MAHAVISHNU ORCHESTRA、RETURN TO FOREVERタイプのテクニカルなジャズロックで、各楽器のインタープレイがふんだんにフィーチャーされていますが、一方でメディテーショナルな曲やカタルーニャの匂いがするスパニッシュ・ギターも挿入されています。
彼らは、現在までに18枚のオリジナル・アルバムをリリースしており、その途上で上記3兄弟のうちESTEVEは1986年に脳内出血で早逝、JOSEPが2013年に脱退していますが、1978年からLLUIS(キーボード、アコーディオン、トランペット)、1987年からMARIA(キーボード)という別のFORTUNY兄弟姉妹2人が新たに参加しています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のFesomies Urbanes、3曲目のCapitan Trueno、5曲目のEuforia、8曲目のEl "Bailaor" Cosmic、9曲目のTema Dels Carrers Radioactius辺りでしょうか。
スリリングな演奏のジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のFesomies Urbanesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=760oO_OHfv0

こちらのサイトでは、2曲目のLilaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=MVWQpZB-e6Y

こちらのサイトでは、3曲目のCapitan Truenoを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=eVnWflN101s

こちらのサイトでは、4曲目のLalilaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Jb-Ceqa4N1A

こちらのサイトでは、5曲目のEuforiaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=HAHI1wxCnVs

こちらのサイトでは、6曲目のL'harmoniosa Simfonia D'un Cos. Part 1を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=SrV4hJCYjQA

こちらのサイトでは、7曲目のL'harmoniosa Simfonia D'un Cos. Part 2を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=5fk4S_sE6DM

こちらのサイトでは、8曲目のEl "Bailaor" Cosmicを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=TJebblKcD54

こちらのサイトでは、9曲目のTema Dels Carrers Radioactiusを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=o878R4g5wZI

こちらのサイトでは、3曲目のCapitan Truenoを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Je5ih74XMvM

こちらのサイトでは、3曲目のCapitan Trueno、2曲目のLila、8曲目のEl "Bailaor" Cosmic、9曲目のTema Dels Carrers Radioactius、6曲目のL'harmoniosa Simfonia D'un Cos. Part 1を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=jEXGm2Atbjg

HYDROPHONIA(1998)/ROINE STOLT

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今日ご紹介するのは、ROINE STOLT(スウェーデン)のHYDROPHONIAです。

ROINE STOLTは、スウェーデン中部の都市ウプサラ出身のギタリストで、これまでKAIPA、THE FLOWER KINGS 、TRANSATLANTIC、THE TANGENT、AGENTS OF MERCY、THE SEA WITHIN等のグループを渡り歩き、昨年はTFKで6年ぶりの新作WAITING FOR MIRACLESを発表しています。
この作品は、TFK結成のきっかけとなったTHE FLOWER KINGの4年後に発表された彼の6thソロ・アルバムで、元TFK、THE TANGENTのJAIME SALAZAR(ドラム)、TFKをはじめとして数々の作品にゲスト参加しているULF WALLANDER(サックス)の2人が参加しています。

音楽的には、1曲目とラストはTFKの楽曲と言っても通用するようなシンフォ・チューンですが、一方でシンフォの範疇からやや逸脱したアプローチの曲も散見され、ソロ・アルバムであるが故に様々なことを試してみようという彼の意欲が窺えます。
ROINE STOLTのウィキペディアには、この作品に関する彼のコメントとしてFRANK ZAPPAからの影響が挙げられており、マリンバの使用や即興演奏がその音像に近いとの記載がありますが、如何せんFRANK ZAPPAをよく聴いたことが無い私にはよく分かりません...。

このアルバムのハイライトは、1曲目のCosmic Lodge、2曲目のShipbuilding、4曲目のWreck Of Hms Nemesis、8曲目のHydrophonia、9曲目のLobsterland Groove、10曲目のSeafood Kitchen Thing辺りでしょうか。
ギターを中心としたシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ZUn3PBOV0zk

HADAL SHERPA(2017)/HADAL SHERPA

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今日ご紹介するのは、HADAL SHERPA(フィンランド)のHADAL SHERPAです。

このグループは、VESA PASANEN(ギター、ブズーキ、キーボード、パーカッション)、SAULI MARILA(ベース、チェロ)、MATTI ELSINEN(キーボード)、VILLE KAINULAINEN(ギター)、ILJA JUUTILANEN(ドラム、パーカッション)の5人により、フィンランド南部のヴァンターで2013年に結成されました。
この作品は彼らの1stアルバムで、PI KIVIHARJU(フルート)、ARTTU MUHONEN(パーカッション)、OLLI RAUTIAINEN(トランペット)の3人がゲスト参加しており、ジャケットは樹木?血管?で模した人の頭部と手の上に浮かぶ眼球という謎のデザインです。

音楽的には、畳みかけるようなリフや浮遊感を感じさせるリフの繰り返しが特徴で、ヘビー・プログレ系+AUTUMN MOONLIGHT辺りのポストロック系といった雰囲気ですが、全て7分超の曲が同じような調子で続いていくのはちょっとキツいかもしれませんね。
HADAL SHERPAというグループ名は、HADAL:水深6,000m以上の超深海、SHERPA:登山ガイドでも有名なヒマラヤ山脈に住むチベット系の種族ということで、相反するものを意図的に並べたのか、超深海のガイド(Nautilusという曲もあるし)という意味なのかこれもまた謎です。

このアルバムのハイライトは、1曲目のNautilus Part.Ⅰ、2曲目のNautilus Part.Ⅱ、4曲目のIkaros、5曲目のHeracleion辺りでしょうか。
ミニマルなヘビー・プログレがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://hadalsherpa.bandcamp.com/releases

碧の幻想曲(2019)/CICHLA TEMENSIS

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今日ご紹介するのは、CICHLA TEMENSIS(日本)の碧の幻想曲です。

このグループは、2006年に国分巧氏(ベース)を中心にフルート、ドラムを加えた変則3人組でスタートしていますが、その後数度のメンバーチェンジを経て、現在は国分氏+鈴木和美さん(フルート)、加藤裕幸氏(ギター)、秋山佑介氏(キーボード)、ヨシダシンゴ氏(ドラム)の5人編成で活動しています。
この作品は彼らの3rdアルバムで、前2作と同様収録時間の短い(21分)ミニ・アルバムという位置付けになりますが、2016年の再始動以降吉祥寺SILVER ELEPHANTを中心に活発にライブを続けている彼らとしては、現時点での入魂の一作と言っても良いのではないでしょうか。

音楽的には、フルートを前面に出した叙情的なシンフォですが、テクニカルな演奏が続くところはジャズロック的な要素もあり、全てリーダーの国分氏の手による(1曲のみ加藤氏との共作)楽曲は、変拍子を組み込んだ中にも調和と構築性が感じられます。
このグループは、カフェラテと変拍子が大好きな公式キャラクター”キクラテちゃん”を有しており、そのモデル?と思われる鈴木和美さんはFOCUS(THIJS VAN LEER)の大ファンで、2019年9月のFOCUS来日公演の楽屋裏で、念願だったTHIJS VAN LEERとのHouse Of The Kingのデュエット演奏を実現させています!(オフィシャルTwitter参照)

このアルバムのハイライトは、1曲目の空色のゼラニウム、4曲目のDoors、5曲目のIbis辺りでしょうか。
フルートをフィーチャーしたシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトでトレーラーを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=uoZIl2nefLc

こちらのサイトでは、1曲目の空色のゼラニウムを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=hQNJLqyQXBM

ANIMAM(2016)/GUSTAVO SANTHIAGO

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今日ご紹介するのは、GUSTAVO SANTHIAGO(ブラジル)のANIMAMです。

GUSTAVO SANTHIAGOは、ブラジルのサンパウロ州ピラシカーバ出身のキーボーディストで、この作品は彼が17歳の時に発表した初めてのアルバムですが、その曲作りを始めたのが2011年からということなので、12歳の頃には既にこのようなプログレ楽曲を作っていたということになります。
このアルバムには、彼が所属するグループのSTRATUS LUNAからGIOVANNI LENTI(ドラム)、RICARDO SANTHIAGO(ギター、シタール、ラップスティールギター)の2人と、他にGABRIEL COSTA(ドラム)、ILAN MILNER(ベース)、FELIPE SALVEGO(ギター)の3人が参加しています。

音楽的には、一聴しただけでそれと分かるような南米独特の叙情的なシンフォで、様々なキーボードやギター、フルートで奏でられる珠玉のメロディが心の琴線に触れますが、一方でややハードに切り込んでいくパートもあり、静と動の使い分けにも工夫が感じられます。
ジャケット・デザインは、EDUARDO PASSINIという人が手掛けていますが、茶色をベースとしたあまりにもシックかつ地味なデザインなので、発売時のWDでの論評が非常に良かったにも拘らず、これまでなかなか購入意欲が湧きませんでした...。(ジャケットは大事!)

このアルバムのハイライトは、1曲目のAnimam(Parte 1)、3曲目のIlusoes、5曲目のAnimam(Parte 2)辺りでしょうか。
キーボードを中心としたシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://gustavosanthiago.bandcamp.com/album/nimam

こちらのサイトでは、1曲目のAnimam(Parte 1)を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=KxTn2WITFOc

こちらのサイトでは、2曲目のTiro No Escuroを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=rYGgYl-GYbU