ELECTROMAGNETS(1974)/ELECTROMAGNETS

ELECTROMAGNETS.jpg
今日ご紹介するのは、ELECTROMAGNETS(アメリカ)のELECTROMAGNETSです。

このグループは、元AUSSENHOROWITZのSTEVE BARBER(キーボード)、BILL MADDOX(ドラム)の2人が中心となり、1973年にテキサス州オースティンで結成されましたが、当初はKYLE BROCK(ベース)に加えてパーカッション、ホーンセクションが参加しており、かなり奇抜なパフォーマンスを繰り広げていたようです。
その後、彼らはパーカッションとホーンセクションを止めるとともに、1974年にサイケ・ロックバンドMARIANIで活動していたERIC JOHNSON(ギター)を迎えて4人編成となり、同年リリースしたのが本作ELECTROMAGNETSで、TOMAS RAMIREZ(サックス)、JOHN TREANOR(パーカッション)、CHRIS GEPPERT(=AORのCHRISTOPHER CROSS、ヴォーカル)の3人がゲスト参加しています。

音楽的には、どちらかと言えばフュージョン寄りのジャズロックで、ERIC JOHNSONをはじめとした各メンバーのインタープレイが大々的にフィーチャーされており、リズム隊もかなりのテクニックを感じさせますが、全般的にインプロではないもののあまりメロディアスではなく、個人的にはなかなか掴みどころが無いな~というのが実感です。(1/8曲がヴォーカル曲)
1970年代前半のオースティンでは、カントリー、ブルース、ファンク等の音楽が主流だったため、ELECTROMAGNETSのようなジャズロック・グループは非常に異質で、彼らの音楽はNEW ELECTRIC MUSIKと呼ばれていましたが、地方都市においては時代を先取りし過ぎていたためか、結果的に1977年には解散してしまったようです。

このアルバムのハイライトは、1曲目のHawaiian Punch、3曲目のDry Ice、6曲目のMinus Mufflers、8曲目のCrusades辺りでしょうか。
インタープレイ中心のジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=c1lyGBLtKUs&t=873s

SERES HUMANOS(2012)/KHARMINA BURANNA

SERES HUMANOS.jpg
今日ご紹介するのは、KHARMINA BURANNA(ペルー)のSERES HUMANOSです。

このグループは、1996年にペルーのリマで結成され、当初はブルース・ロックバンドとして活動していたようですが、2001年の8か月の活動休止を境にプログレ・グループとして再始動し、2008年にはANGELO PEREZ-PALMAというヴォーカリストをフィーチャーした1stアルバムEL ARTE DE SEGUIR VIVOSを発表しています。
その後、ANGELO PEREZ-PALMAの脱退とともにインスト曲に重点を置くようになり、2012年にリリースされたのが本作SERES HUMANOSで、メンバーはMAURICIO HOOKER(ベース、ギター)、DANIEL LOPEZ GUTIERREZ(キーボード)、VICTOR OTAROLA(ドラム)、JUAN CARLOS RODRIGUEZ CASANOVA(ギター)、DIEGO SUE(ベース、ギター)、LUCIANA DERTEANO(ヴォーカル)の6人編成となっています。

音楽的には、南米特有のリリカルなキーボードをフィーチャーしたシンフォで、DANIEL LOPEZ GUTIERREZとMAURICIO HOOKERの2人が3曲ずつ提供しており、DANIEL LOPEZ GUTIERREZの曲ではややミニマルにリフが続く場面もありますが、変拍子で微妙に変化を付けているため、一本調子に感じることなく聴き進めていくことが出来ます。(2/6曲がヴォーカル曲)
一方で、MAURICIO HOOKERの曲には10分超の長尺曲が2曲含まれており、アコースティックギターの多用と女性ヴォーカルが相俟ってフォルクローレの雰囲気も感じられますが、6曲目のLenguas De Trapoのベース・ソロの後にLED ZEPPELINのStairway To Heavenのようなフレーズが出てくるのはご愛敬といったところでしょうか。

このアルバムのハイライトは、1曲目のPasta Mental、2曲目のSeres Humanos、6曲目のLenguas De Trapo辺りでしょうか。
シンセ、ピアノを中心としたシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のPasta Mentalを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=1o2CDbzELj0

こちらのサイトでは、2曲目のSeres Humanosを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=oCbNlcoXb50

こちらのサイトでは、3曲目のSublime Muerteを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=7DQ-AVXzqjY

こちらのサイトでは、4曲目の10:27を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=KslxgQhuyWg

こちらのサイトでは、5曲目のOdiseaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=U1f-nOXXUZE

こちらのサイトでは、6曲目のLenguas De Trapoを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=gTbRH85pQSg

こちらのサイトで1曲目のPasta Mentalを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=hydpeC57y94

こちらのサイトでは、2曲目のSeres Humanosを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=fCRkR7tzFwM
https://www.youtube.com/watch?v=9Xr6t1AWuzo

こちらのサイトでは、3曲目のSublime Muerteを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=o5srzG4ZVko

こちらのサイトでは、4曲目の10:27を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ZB3gglJjm48

こちらのサイトでは、5曲目のOdiseaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Qghhjog0d8k

こちらのサイトでは、6曲目のLenguas De Trapo(Pasta Mentalとの記載あるが実際はLenguas De Trapo)を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=bY7xHUM08aI
https://www.youtube.com/watch?v=RiwMKETvS8w

GENESIS OF THE STARS(2021)/PTF

GENESIS OF THE STARS.jpg
今日ご紹介するのは、PTF(日本)のGENESIS OF THE STARSです。

このグループは、先般3rdアルバムのTHE WORLD[S]を紹介しましたが、この作品はその3年後に発表された彼らの4thアルバムで、メンバーは2ndアルバム以降不動のラインアップである高島圭介氏(ヴァイオリン)、鬼頭武也氏(キーボード)、伊藤寛之氏(ベース)、関勇亮氏(ドラム)の4人組です。
前作がコンセプト・アルバムだったのに対し、本作は前作発表以降の3年間に書き溜めた楽曲を1曲1曲作り込んだ作品となっており、その中でも5曲目のGenesis Of The Starsは、ジェイムス・P・ホーガン作のSF小説”星を継ぐもの”にインスパイアされた曲で、トータル38分、全8パートに分かれた大作組曲となっています。

音楽的には、いきなり1曲目からバスドラ連打のメタル系のリフが登場しビックリしますが、全般的にヴァイオリンがリードを取りつつ所々スペイシーな雰囲気も感じさせるシンフォで、Genesis Of The StarsのPLANET Λ、PLANET Χのテーマをはじめ美メロ満載となっており、その一方でヴァイオリン以外の各メンバーのソロも適度にフィーチャーされています。
このアルバムに関しては、YouTubeにセルフライナーノーツ(上記説明も一部そこから引用)が公開されており、高島氏と鬼頭氏が1曲毎に微に入り細に入り解説してくれていますが、曲の意図するところや音楽的な技法、注力ポイント等がよく理解出来ることから、本作はセルフライナーノーツを見た上で鑑賞されることを強くお薦めします。

このアルバムのハイライトは、1曲目のPluto、3曲目のKaleidoscope、5曲目のGenesis Of The Stars辺りでしょうか。(珠玉の名曲であるGenesis Of The Starsは、作者の意図を尊重して是非38分一気に聴き通して下さい。)
ヴァイオリンを中心としたメロディアスなシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のPlutoを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=sq3usYGeDIE

こちらのサイトでは、2曲目のInvasionを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ea2PAZMb-Ts

こちらのサイトでは、3曲目のKaleidoscopeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=UkcDoiZfnuw

こちらのサイトでは、4曲目のLatent Pulseを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=7wZKTBfaVow

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart1. The Originを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=gYa2vcbAT_0

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart2. Overtureを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=s35H4Xtf3jY

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart3. Dawn Of The Planetを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=reWistLqjyU

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart4. Floating In The Atmosphereを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Uce1LQxjJeI

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart5. Disturbanceを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=LXP5LSeX1ac

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart6. Dawn Of The Planet(reprise)を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=0p_5HSDTJb8

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart7. Contact With Giantsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=MBRJxXfa3I0

こちらのサイトでは、5曲目のGenesis Of The StarsからPart8. Inherit The Starsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=g47Gm9_1-EM

こちらのサイトでは、1曲目のPluto、2曲目のInvasion、5曲目のGenesis Of The StarsからPart2. Overtureを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=zzTuxkVub4o

こちらのサイトでは、2曲目のInvasionを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=wLxCjVfnlJQ

こちらのサイトでは、セルフライナーノーツを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=tRdh9NmQhPY
https://www.youtube.com/watch?v=jLVZ8HPuURw
https://www.youtube.com/watch?v=TCPpkwhZCBc&t=134s

HOOFFOOT(2015)/HOOFFOOT

HOOFFOOT.jpg
今日ご紹介するのは、HOOFFOOT(スウェーデン)のHOOFFOOTです。

このグループは、主にメタル系のバンドで活動していたPAR HALLGREN(ベース)を中心に、JOAKIM JONSSON(ギター)、JACOB HAMILTON(ドラム)を加えた3人により、2009年にスウェーデン南部の都市マルメで結成されましたが、当初はサンデー・フォーラム(コーヒーを飲んだり、腰痛の話をしたりする会合)の延長でいろいろな音楽のアイデアを試みていたようです。
その後2013年頃までには、BENGT WAHLGREN(キーボード)、OLA ERIKSON(キーボード)、MIKAEL ODESJO(ギター)の3人を加えた6人編成となり、2015年に発表したのがデビューアルバムであるこのHOOFFOOTで、本作では他にGUSTAV SORNMO(トランペット)、IDA HALLGRE(バリトンサックス)の2人がゲスト参加しています。

音楽的には、18分と16分の長尺曲2曲のみという大作志向のジャズロックで、主メロだけでなくリフにもしっかりと変拍子が織り込まれていますが、全般的にあまり違和感を感じさせない自然なフレーズとなっており、その中で順次各メンバーとゲストによる個性的なインタープレイが繰り広げられています。
このグループの始まりは、HPの記載によるとPAR HALLGRENがJACOB HAMILTONからIL BALETTO DI BRONZOのYSを借りた時点に遡り、そのヘビーさや終末的な音楽に衝撃を受けた彼が、そのままジャズロックに傾倒しHOOFFOOTを結成するに至ったようですが、さすがにヘビメタからジャズロックへの転身というのはかなり落差が大きいですね。

このアルバムのハイライトは、2曲目の2nd Communique: Take Five, Seven, Six, Eight, And Nineでしょうか。
クールなジャズロックがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://hooffoot.bandcamp.com/album/hooffoot

こちらのサイトでは、2曲目の2nd Communique: Take Five, Seven, Six, Eight, And Nineを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=dlsjxjXvR4Q

DESTINATIONS 2(2021)/DARRYL WAY

DESTINATIONS 2.jpg
今日ご紹介するのは、DARRYL WAY(イギリス)のDESTINATIONS 2です。

DARRYL WAYは、世界の様々な地への旅をイメージして制作されたソロ・アルバムDESTINATIONSを先般紹介しましたが、この作品はその2年後にDESTINATIONSの続編という位置付けで発表されたアルバムで、曲のタイトルには前作以上にパリ、コロンビア、リオ、ベガス、メキシコ、ハンガリー等の具体的な地名が登場しています。
このアルバムでDARRYL WAYは、ヴァイオリン、ギター、キーボード以外にヴォーカルも披露していますが、彼の奥様であるJULIET WAYも同じ曲で夫とともにヴォーカルで参加しており、他にリズム隊として前作同様PETE SKINNER(ドラム)、RICHARD MEAD(ベース)の2人がしっかりと脇を固めています。

音楽的には、曲毎にジャズロック、シンフォ、ブリティッシュロック等様々な要素が絡み合っていますが、本作では前作以上にヴァイオリンよりギターのウエイトが高く(3:7程度?)なっており、その分ロングトーンのギターが印象的なPINK FLOYD風の曲、アコースティックギターを駆使したSKY風の曲等も含まれています。(1/12曲がヴォーカル曲)
このアルバムは、その多様な音楽性からワールドミュージックと呼んでも良いのかもしれませんが、映画のような情景が目に浮かぶサウンドトラック的な一面と、古くからその土地に根付いている民族音楽的な一面が重なって、聴くだけであたかも世界中を旅しているような気分にさせてくれますね。

このアルバムのハイライトは、2曲目のMother Earth、3曲目のBanquet Of The Vanities、5曲目のColombian Gold、9曲目のVegas、10曲目のFiesta Mexicana、11曲目のHungarian Rhapsody辺りでしょうか。
ギター、ヴァイオリンを中心としたインスト・ロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトでダイジェストを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=17h7CFMjS-E

BEYOND THE EYE(2020)/EDDIE MULDER

BEYOND THE EYE.jpg
今日ご紹介するのは、EDDIE MULDER(オランダ)のBEYOND THE EYEです。

EDDIE MULDERは、先般5thアルバムのVICTORYを紹介しましたが、この作品はその翌年に発表された彼の6thソロ・アルバムで、これまで通り1作/年のペースはしっかりと維持(次のアルバムBLIND HUNTERも既に2021年にリリース済)されており、加えて最近ご無沙汰気味だったグループ活動も再開(2021年にLEAP DAYの新作リリース)しています。
これまでのソロ・アルバムでは、FLAMBOROUGH HEAD、LEAP DAY等から数名がゲスト参加し、ギター・ソロ曲とバンド編成の曲が適度に混在していましたが、本作は遂に彼のアコースティックギターによるソロ曲のみとなったため、取り上げてはみたものの実際このブログに馴染むアルバムだったのか悩むところです。

音楽的には、上記の通り全ての曲が3分前後のアコースティックギター・ソロで、STEVE HOWEに例えるとClapのようなテクニカルな速弾き曲というよりは、Mood For A Dayのようなある意味ギター1本でアンサンブルを構築する曲が多く、メロディアスで聴き易いものの最早ロックの面影は全く感じられないような作品となっています。
折に触れて外国のCD制作はアバウトという話をしてきましたが、本作も裏ジャケの表記では全16曲のはずなのに、CDプレーヤーに挿入すると”17”と表示されおかしいな?と思っていたところ、聴き進めてみると確かに謎の17曲目が存在しており、それはタイトル無しの悲哀を感じさせる寂しげな雰囲気の曲でした...。

このアルバムのハイライトは、1曲目のFever Dream、2曲目のGentle、5曲目のBlossoming、8曲目のMedieval Drama、9曲目のRounddance、11曲目のWhizzkids、12曲目のHope、16曲目のChapter Finished辺りでしょうか。
アコースティックギター・ソロがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のFever Dreamを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=wMXn0AHZsc8

こちらのサイトでは、2曲目のGentleを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=kJsza5Up5x0

こちらのサイトでは、3曲目のDifferencesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=0oP5WX0bcLs

こちらのサイトでは、4曲目のSardegnaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=k6DyU7ah12c

こちらのサイトでは、5曲目のBlossomingを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Q-xlTVBQKbk

こちらのサイトでは、6曲目のA Short, Sad Storyを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=tSmkXrzEig4

こちらのサイトでは、7曲目のBeneath The Fireを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=JDYaI_NX10o

こちらのサイトでは、8曲目のMedieval Dramaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=PwYArs2BP4I

こちらのサイトでは、9曲目のRounddanceを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=VE-A-hQ0UeA

こちらのサイトでは、10曲目のEasy Feelingを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=CSx5zOrHOno

こちらのサイトでは、11曲目のWhizzkidsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=1D0juMy_JJE

こちらのサイトでは、12曲目のHopeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=cevtJLjhKHM

こちらのサイトでは、13曲目のOver-Excitedを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=WLdt0NDJuco

こちらのサイトでは、14曲目のCompassionを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=otFrZrKWtQA

こちらのサイトでは、15曲目のCirclesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Afuk5zG787w

こちらのサイトでは、16曲目のChapter Finishedを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=7N1iE6K-YQg

こちらのサイトでは、3曲目のDifferencesを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Dq5riy49CuQ

こちらのサイトでは、10曲目のEasy Feelingを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=TTIliE2wWv8

ENDLESS NIGHTS(2019)/MICHELE CONTA

ENDLESS NIGHTS.jpg
今日ご紹介するのは、MICHELE CONTA(イタリア)のENDLESS NIGHTSです。

MICHELE CONTAは、LOCANDA DELLE FATEのオリジナル・メンバーの1人ですが、実を言うと私は数年前までこのグループを聴いたことがなく、2015年9月に放送されたNHK-FMの”今日は一日プログレ三昧”で初めてA Volte Un Istante Di Quieteを耳にして、何故今までこのようなインスト佳曲に気付かなかったのだろうと、自分のぼんくらぶりにガッカリしてしまいました...。
その曲の作曲者である彼は、1980年にLOCANDA DELLE FATEが解散して以降特に目立った音楽活動をすることもなく、1999年、2010年の再結成にも参加しなかったようですが、本作はその長い沈黙を破った彼の初めてのソロ・アルバムで、他にギター&ヴォーカル、ドラム×4、ベース、ギター、チェロ及びストリングス・カルテットが参加しています。

音楽的には、各種キーボードを駆使したドラマティックなシンフォで、叙情的かつメロディアスな楽曲が揃っていますが、敢えてクレジットにピアノ&キーボードと記載されているように、彼の真骨頂はあくまでも流麗なピアノのフレーズであり、その音色を聴いていると本当に心が洗われるような気分になりますね。
このアルバムは、4/6曲がヴォーカル曲でこのブログの掲載基準を満たさないのですが、6曲目はヴォーカルが少なくほぼインストと捉えて良いこと、何よりもこのアルバムが素晴らしいシンフォ作品であること、同時に”まだA Volte Un Istante Di Quieteを聴いたことがない方は今すぐ聴いて欲しい!”というメッセージを込めて取り上げさせていただきました。

このアルバムのハイライトは、1曲目のE nell'aria、3曲目のNotte Iinfinita、6曲目のFiori Nnascosti辺りでしょうか。
ピアノを中心としたメロディアスなシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://micheleconta.bandcamp.com/

おまけでLOCANDA DELLE FATEのA Volte Un Istante Di Quieteは、こちらのサイトで試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=U2ncX_2-7rw

SUITE SUPERNOVA(2019)/SUPERNOVA '75

SUITE SUPERNOVA.jpg
今日ご紹介するのは、SUPERNOVA '75(アルゼンチン)のSUITE SUPERNOVAです。

このグループは、RODOLFO PLANES(ギター、キーボード)、EDUARDO GALIMANY(ギター)、FERNANDO PENA PEREZ(ベース、ギター)、RICARDO VRICELLA(ドラム)の4人により1974年に結成され、70年代半ばにはライブ活動等も実施していたようですが、数回のメンバー・チェンジを経て1977年に解散しています。
その後2015年に、RODOLFO PLANESとEDUARDO GALIMANYが当時の音源発掘を試みるもうまくいかず、最終的にRODOLFO PLANESが本職のギター以外にもベース、アナログ・シンセ、メロトロン、ピアノ等(但し、ドラムは打ち込み)を駆使し、1人多重録音の形で当時の楽曲を新たにレコーディングしたのが本作SUITE SUPERNOVAです。

音楽的には、素朴な音色のギターを中心としたシンフォで、何と言ってもトータル31分のSuite Supernovaは聴き応え十分の大作組曲ですが、全般的にキーボードはかなり控え目で、特にUno、Dosの2曲は完全にキーボードレスとなっており、その分70年代の空気感を再現したかのような比較的シンプルな音作りとなっています。
このアルバムの発売を聞いた時は、グループ名、シンフォ、アルゼンチンというキーワードのみで、以前このブログでも紹介したSUPERNOVAに関係するグループだと思い込んでいたのですが、実際に購入してみるとメンバーや活動時期等両者に共通点は無く、全く別のグループだということが判明した次第です。

このアルバムのハイライトは、1曲目のSuite Supernovaからa)Evolucion - Parte 1、d) Thames、e) Magia Del Sur、f) Sonata De La Tierra Del Sol、2曲目のUno辺りでしょうか。
ノスタルジックなシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://viajeroinmovilrecords.bandcamp.com/album/supernova-75-suite-supernova-2017

MYSTICAE VISIONES(2002)/KOTEBEL

MYSTICAE VISIONES.jpg
今日ご紹介するのは、KOTEBEL(スペイン)のMYSTICAE VISIONESです。

このグループは、先般7thアルバムのCOSMOLOGYを紹介しましたが、この作品はKOTEBELがCARLOS PLAZA(キーボード、ベース、パーカッション)のスタジオ・プロジェクトだった頃に発表された彼らの2ndアルバムで、他にOMAR ACOSTA(フルート、EWI)、CESAR GARCIA(ギター)、FRANCISCO OCHANDO(チェロ)、CAROLINA PRIETO(ヴォーカル)の4人が参加しています。
このアルバムは、トータル35分で12のパート(PrologueとEpilogueの間に人間の誕生から死、天国までを描写)に分かれた大作組曲Mysticae Visionesと、14分のThe Riverという2曲の長尺曲のみで構成されており、HPの解説を見ると”心と精神に訴えかける緻密な音楽を創造する試み”であると記されています。

音楽的には、キーボードを中心としながらも主にフルート、EWI、チェロがリードを取るクラシカル・ロックで、あたかも室内楽のような様相を呈している部分もあり、女声スキャットが更に神々しい雰囲気を醸し出していますが、リズム隊やギターが入ると十分ロック色が感じられることから、非常にメリハリの効いた楽曲となっています。
CARLOS PLAZAは、元々後期ロマン派や近代クラシックの影響を受けたミュージシャンであり、本作を含めこのグループの初期の作品は限りなくクラシックに近いシンフォとなっていますが、OUROBOROS以降一転して難解なヘビー・プログレに変貌しているのは、ライブ活動を意識したコア・メンバー化が影響しているのかもしれませんね。

このアルバムのハイライトは、1曲目のMysticae VisionesからⅠ Prologue、Ⅳ Manhood ...... The Construction、Ⅷ Meditation、Ⅸ First Heaven ...... Punishment、Ⅹ Second Heaven ...... Reward、Ⅻ Epilogue、2曲目のThe River辺りでしょうか。
クラシカルなシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://kotebel-music.bandcamp.com/album/mysticae-visiones

OCEAN(1990)/TIEMKO

OCEAN.jpg
今日ご紹介するのは、TIEMKO(フランス)のOCEANです。

このグループは、REMY CHAUVIDAN(ギター)、JEAN-JACQUES TOUSSAINT(キーボード、ベース)、ERIC DELAUNAY(ドラム、ヴィブラフォン)の3人により、1986年にパリの郊外で結成されましたが、TIEMKOというグループ名はかつてソルボンヌ大学の隣にあったレストランに因んで付けられたそうです。
この作品は彼らの2ndアルバムで、ブルーを基調としたアブストラクトなデザインのジャケットは、タイトルのOCEANを表現しているのではないか?と思われますが、対照的に裏ジャケは晴天下で”TIEMKO OCEAN”という壁の落書きを見つめる男の写真で、このような遊び心を見るにつけ一筋縄ではいかない曲者感を感じさせます。

音楽的には、シンセ、ピアノによるアンサンブルに強烈なギター・ソロが絡むジャズロックで、曲によってKING CRIMSONの影響、北欧系のアバンギャルド性、混沌とした雰囲気等も感じられますが、飛び跳ねるようなリズムに目まぐるしいテンポ・チェンジが相俟って、他のグループには類を見ない独自のTIEMKOワールドを構築しています。
実を言うと、このアルバムは以前一度購入しながらも、全く聴きこなすことが出来ないまま売却してしまった経緯があり、先般ERIC DELAUNAYが参加するDEBOCOを紹介する機会があったので、これはいけるかもと思い再度購入して聴き直してみたのですが、やはり私にはややハードルが高かった(返り討ちにあった)ような気がしています...。

このアルバムのハイライトは、1曲目のEpisode、3曲目のBonbon Tres Sucre、5曲目のOcean辺りでしょうか。
ややチェンバー色も感じさせるジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のEpisodeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=SBBi_cafY3s

こちらのサイトでは、2曲目のHypercontrasteを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=_Crg5QjedWY

こちらのサイトでは、3曲目のBonbon Tres Sucreを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=7Y8n8cxzuqI

こちらのサイトでは、4曲目のVodka Frappeeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=7D1QmeJrFIM

こちらのサイトでは、5曲目のOceanを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=H-g3CJf-HTw

TRAVELOGUE(2020)/HELMET OF GNATS

TRAVELOGUE.jpg
今日ご紹介するのは、HELMET OF GNATS(アメリカ)のTRAVELOGUEです。

このグループは、以前3rdアルバムのHIGH STREETを紹介しましたが、この作品はそれから10年の時を経て発表された彼らの4thアルバムで、CHRIS FOX(ギター)、MATTHEW BOCCHINO(キーボード)、MARK CONESE(ドラム)、WAYNE ZITO(ベース)という2nd以降不動のラインアップで制作されています。
3面見開きデジパックのジャケットは、前作、前々作に引き続きPHIL DOLCETTIによるデザインで、どこかの惑星の荒涼とした地表に立っているアメリカの宇宙服を着た猿は、どことなくユーモラスながら未来を物語っているようにも見えますが、一方で内ジャケに描かれた先端機器とも兵器とも見える物体はやや不気味な感じがします。

音楽的には、重厚なアンサンブルの中でギター、キーボード、ベースのインタープレイをフィーチャーしたジャズロックで、1曲目の冒頭の馬のいななきや蹄の音はちょっと場違いな感じがしますが、変拍子を駆使したややヘビーでフュージョン寄りの楽曲は、長いブランクがあっても全く変わることが無い一貫性を維持しています。
今回本作を取り上げるにあたり、このグループの他のアルバムの過去記事を見返していたところ、紹介した時点ではHELMET OF GNATS Ⅱだった2ndのタイトルが、いつの間にかTIMESLIPに変わっており(慌てて修正)驚いたのですが、それ以前にグループ名も当初のA HELMET OF GNATSからいつの間にか”A”が抜けていますね。

このアルバムのハイライトは、1曲目のSilver Bitches、4曲目のAfternoon T、5曲目のSurging Valente、7曲目のAmerican Wood Pt. 1 & 2辺りでしょうか。
フュージョン・タイプのジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://helmetofgnats1.bandcamp.com/album/travelogue-3

組曲[バビロニア](1978)/魔法陣

BABYLONIA SUITE.jpg
今回で遂に900枚目のアルバム紹介となりました。
このブログを始めた時とは環境も大きく変わり、現在のストック数とウォントリストを眺めるにつけ、1,000枚という数字もより具体性が増してきました。
以前は、投稿することに追われて中途半端なレビューが散見されましたが、最近は結構1枚1枚聴き込みながら書いているので、最初は”何だこりゃ~”と思ったアルバムでも、最後はかなり好意的なレビューに変わる(それがプログレ!)ケースも増えています。
いずれにしても、当面は1,000枚到達を目標に書き進めていくつもりなので、まだ紹介出来ていないグループの情報があれば、是非コメントいただけるとありがたいです。

今日ご紹介するのは、魔法陣(日本)の組曲[バビロニア]です。

このグループは、プレイヤー誌のメンバー募集欄を通して知り合った志賀敦氏(キーボード)、岡田やすし氏(ベース)、菅野詩朗氏(ドラム)の3人により、1978年に結成されたキーボード・トリオですが、その解散後に菅野氏がGREEN、NEGASPHEREを経て現在KBBで活躍しているのに対し、他の2人は特に目立った音楽活動の形跡は無いようです。
このアルバムは、当時志賀氏宅の4トラック・レコーダーで録音された音源の中で、カセットテープとして残っていたもの(残念ながらマスターテープは紛失)を新たに編集、マスタリングの上、1991年にMADE IN JAPN RECORDSからHistory Of Jap's Progressive Rockシリーズの1枚としてリリースされています。

音楽的には、シンセやオルガン等のキーボードを中心としたシンフォで、例えて言えばCAMELやGENESIS風の叙情性を兼ね備えたEL&Pといった雰囲気ですが、特に21分の「バビロニア」組曲で心を震わせる美メロが次々と繰り出されるのを聴くにつけ、日本人の琴線に触れる音楽を創り出せるのはやはり日本のグループだなと実感させられた次第です。
70年代後半と言えば、世界的にもプログレが衰退していった時期であり、そんな中でこのようなプログレど真ん中のアルバムが日本で制作されていたというのは非常に喜ばしいことですが、それにもましてそれらの音源を発掘してリリースし、日本のプログレ・シーンを盛り上げていったNUMERO UENO氏の功績は大きいと思います。

このアルバムのハイライトは、1曲目の「バビロニア」組曲、2曲目のキャリオット辺りでしょうか。
70年代の叙情的なシンフォがお好きな方には、是非是非お薦めしたい1枚ですが、残念ながら入手困難だと思います...。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=CiuzyizY61o

ORIENTAL CHRISTMAS(1985)/EDHELS

ORIENTAL CHRISTMAS.jpg
今日ご紹介するのは、EDHELS(モナコ)のORIENTAL CHRISTMASです。

このグループは、以前2ndのSTILL DREAM、3rdのASTRO LOGICALを紹介しましたが、この作品はSTILL DREAMの3年前に発表されたオフィシャル・リリースとしては彼らの1stアルバム(1981年にTHE BURSTINGという作品をレコーディングするも、実際にリリースされたのは2000年)ということになります。
メンバーは、MARC CECCOTTI(ギター、キーボード、ベース)、JEAN-LOUIS SUZZONI(ギター)、NOEL DAMON(キーボード)、JACKY ROSATI(ドラム、キーボード、ベース)の4人組で、本作では他にVALERIE(ヴォーカル)がゲスト参加しており、全ての曲をMARC CECCOTTIが手掛けています。

音楽的には、テクニカルなギターをフィーチャーしたシンフォ系ジャズロックで、複数の楽器を駆使するメンバーがいることから、クレジットを見るとほとんどの曲がツイン・ギター&ツイン・キーボード(但し、一部の曲を除いてベース・レス)となっていますが、一方でドラム・レスのニューエイジやアンビエント色が強い曲も含まれています。
現在のCDジャケットは、インドの高僧?とそれを描いている人の絵となっていますが、LPの頃のジャケットは白塗りに着物のキモい人物(女装?)がクリスマスツリーの前で傘をさして座っている写真(試聴サイト参照)で、更に裏ジャケには”東洋のクリスマス”、”絵努留寿(エドルス?)”との日本語の記載があることから、結構日本に造詣が深いグループではないかと思われます...。

このアルバムのハイライトは、1曲目のRagtag Baby、3曲目のTepid Wind、4曲目のCA... LI... VI... SCO、6曲目のF... D... Smile、7曲目のImaginary Dance、9曲目のAbsynthe辺りでしょうか。
オリエンタルな雰囲気のシンフォやジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://edhels.bandcamp.com/album/oriental-christmas

SPELAR NILSSON(1978)/DE GLADAS KAPELL

SPELAR NILSSON.jpg
今日ご紹介するのは、DE GLADAS KAPELL(スウェーデン)のSPELAR NILSSONです。

このグループは、元SAMLA MAMMAS MANNAでJUKKA TOLONEN BANDのCOSTE APETREA(ギター)、元MADE IN SWEDENでBLOOD, SWEAT AND TEARSにも在籍していたGEORG WADENIUS(ベース)、KORNETのSTEFAN NILSSON(キーボード)、EGBAのPETER SUNDELL(ドラム)の4人により結成されました。
この作品は彼らが残した唯一のアルバムで、ジャケットの人物の雰囲気には何となく見覚えが...と感じた方もいると思いますが、SAMLA MAMMAS MANNAのMALTID、KAKA等を手掛けたTAGE ASENのデザインで、穏やかな顔つきの4人の初老の男性に加えて、その絵を描いている手も描かれているという捻りの効いた作品となっています。

音楽的には、ギター、ピアノ、ベース等のソロを存分に盛り込んだジャズロックで、ほとんどの楽曲をSTEFAN NILSSONが手掛けており、ラテン風の曲が3曲も入っているためプログレからやや離れているような気もしますが、他にCOSTE APETREAのアコースティックギターをたっぷりとフィーチャーした曲等も含まれています。
このグループは、PROG ARCHIVESでは70年代の後半に活動との記載がありますが、いろいろと調べていってもライブ等の目立った実績も無く、一方で本作は1978年5月13日の1日のみでレコーディングされたということで、もしかするとこのアルバムを制作するためだけに集まった1日限りのグループだったのかもしれませんね。

このアルバムのハイライトは、1曲目のHavanna Boogie、2曲目のKelt Visan、4曲目のDe Gladas Kapell、6曲目のRio Deja Vu辺りでしょうか。
テクニカルなジャズロック(フュージョン?)がお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のHavanna Boogieを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=L9PuHMQVaQg

こちらのサイトでは、2曲目のKelt Visanを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=f6wxBtgUtdE

こちらのサイトでは、3曲目のSamballadを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=3GpQ5DKVcr0

こちらのサイトでは、4曲目のDe Gladas Kapellを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Dj8zmozG3Hc

こちらのサイトでは、5曲目のMorgon Latを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=vnL7eKp4anM

こちらのサイトでは、6曲目のRio Deja Vuを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=faYNcs1UX6o

こちらのサイトでは、7曲目のLosnasor At Konstplarnaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=UfR_PecKYCg

こちらのサイトでは、8曲目のNyspolatを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=6X17Dh23kss

SEVEN(1973)/SOFT MACHINE

SEVEN.jpg
今日ご紹介するのは、SOFT MACHINE(イギリス)のSEVENです。

このグループは、これまでに8thのBUNDLES、9thのSOFTSを紹介しましたが、この作品はCBSでの最終作となる彼らの7thアルバムで、前作からMIKE RATLEDGE(キーボード)、KARL JENKINS(オーボエ、サックス、リコーダー、エレピ)、JOHN MARSHALL(ドラム)の3人は不変ながら、ベースはHUGH HOPPERが脱退し新たにROY BABBINGTONが参加しています。
元々人の出入りが激しいグループで、本作では遂にSOFT MACHINEのオリジナル・メンバーがMIKE RATLEDGEのみとなっていますが、一方でROY BABBINGTONの加入によりNUCLEUS出身者が3人となり、それに合わせてグループとしてもKARL JENKINSがイニシアティブを握る形となっているようです。

音楽的には、管楽器とキーボードのインタープレイをフィーチャーしたジャズロックで、12曲でトータル43分というジャズロックとしては比較的短い曲が多い中、ややミニマルでどちらかと言えばフュージョン寄りのKARL JENKINSの曲と、これぞカンタベリー・ロックというイメージのMIKE RATLEDGEの曲が程良くブレンドされています。
このアルバムをもって、SOFT MACHINEでも比較的聴きこなしやすそうなフュージョン期の作品は網羅したので、次はどの作品にチャレンジしようかと思案しているのですが、個人的にサイケ期、フリー・ジャズ期は無理だと思っており、どなたか1st~6thに詳しい方アドバイスいただけないでしょうか?

このアルバムのハイライトは、1曲目のNettle Bed、3曲目のDay's Eye、5曲目のTarabos、8曲目のPenny Hitch、9曲目のBlock辺りでしょうか。
オーボエ、エレピ等が印象的なジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のNettle Bedを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=XgYQOiIaTe0

こちらのサイトでは、2曲目のCarol Annを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=3KLsY6Sl9P4

こちらのサイトでは、3曲目のDay's Eye、4曲目のBone Fire、5曲目のTarabosを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=fs7BsP9dRZQ

こちらのサイトでは、7曲目のSnodland、8曲目のPenny Hitchを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=rkAifKzhi9s

こちらのサイトでは、11曲目のThe German Lesson、12曲目のThe French Lessonを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=aKvgV558HcU

WAY OF THE KING(2013)/SUNRISE AURANAUT

WAY OF THE KING.jpg
今日ご紹介するのは、SUNRISE AURANAUT(ロシア)のWAY OF THE KINGです。

このグループは、先般5thアルバムのINSERTERを紹介しましたが、この作品は1stと同じ年にMUSEAからリリースされた彼らの2ndアルバムで、実際のところ1st、本作、SPIRIT OF THE RAIN(未発表)の3枚は2009~2012年に制作されており、前作同様VITALY KISELEVが全ての楽器を演奏するワンマン・ユニットとなっています。
このアルバムのコンセプトは、ある王様が自分自身を見つけて幸福を掴むために、王位と全ての財産を投げ打って放浪の音楽家になるまでの物語ということで、1st同様VITALY KISELEV自身が手掛けたメルヘンチックなデザインのジャケットには、冠を捨ててリュートを手に城を後にする王様の姿が描かれています。

音楽的には、1st同様リリカルなキーボードを中心としたシンフォで、全般的にこのグループ特有のファンタジックな雰囲気が漂っており、聴いているだけでほっこりした気持ちになりますが、一方でややロック色の強い6曲目、ブルース調の8曲目等は、アルバムの中でも良いアクセントとなっています。
このアルバムは、数年前までは新品も中古も比較的簡単に入手出来たのですが、いざ手に入れようとしたら既に市場に流通しておらず、先般たまたまDUに中古が入荷したのですかさず購入した次第で、やはりリストアップした作品は慢心しないで早めに手に入れることが大事だと痛感しました。(他にも、現在入手困難となってしまい困っている作品が複数あります...。)

このアルバムのハイライトは、2曲目のCastle Walls Are Carried Away Up、3曲目のWay Of The King(Ⅰ. Pride、Ⅱ. Vanity Or Great Causes ?、Ⅲ. Revelation In Loneliness、Ⅳ. On Dreamland Roads)、4曲目のYoung Wind、5曲目のMinstrel、6曲目のWho Took - God Or The Devil ?(Ⅰ. Confusion、Ⅱ. So Should Be)辺りでしょうか。
叙情的なシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のPrologue: Coronationを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=g6qaO9tLi_A

こちらのサイトでは、2曲目のCastle Walls Are Carried Away Upを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=wPQkfaee6b4

こちらのサイトでは、3曲目のWay Of The King(Ⅰ. Pride、Ⅱ. Vanity Or Great Causes ?、Ⅲ. Revelation In Loneliness、Ⅳ. On Dreamland Roads)を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=9BzdyE4bIjw

こちらのサイトでは、4曲目のYoung Windを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=tzgyRSCObfo

こちらのサイトでは、5曲目のMinstrelを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=047YFbenD3U

こちらのサイトでは、6曲目のWho Took - God Or The Devil ?(Ⅰ. Confusion、Ⅱ. So Should Be)
https://www.youtube.com/watch?v=gezmXC3lrYM

こちらのサイトでは、7曲目のStep By Stepを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=fiI75KFUs54

こちらのサイトでは、8曲目のBlues Of Friendly Heatを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=_Q12TK0Li6c

こちらのサイトでは、9曲目のEpilogue: Happy Finaleを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=86Ms2BgcLDk

WYRD(2020)/ELLESMERE

WYRD.jpg
今日ご紹介するのは、ELLESMERE(イタリア)のWYRDです。

このグループは、先般2ndアルバムのFROM SEA AND BEYONDを紹介しましたが、この作品はその2年後に発表された彼らの3rdアルバムで、これまではROBERTO VITELLI(ベース、ギター)+ゲストという形態でしたが、今回は彼と元ANGLAGARDのMATTIAS OLSSON(ドラム)、IVORY MOONのFABIO BONUGLIA(キーボード)の3人がコア・メンバーとしてクレジットされています。
本作では、上記3人に加えて元THE FLOWER KINGSのTOMAS BODIN(キーボード)、元KING CRIMSONのDAVID CROSS(ヴァイオリン)、STEVE HACKETTの実弟のJOHN HACKETT(フルート)、元VAN DER GRAAF GENERATORのDAVID JACKSON(サックス)、元LE ORMEのTONY PAGLIUCA(キーボード)、REALE ACCADEMIA DI MUSICAのFABIO LIBERATORI(キーボード)、RACCOMANDATA RICEVUTA RITORNOのLUCIANO REGOLI(ヴォーカル)、GIORGIO PIZZALA(ヴォーカル)という8人の豪華ゲスト陣が参加しています。

音楽的には、変拍子を駆使した目まぐるしい展開を見せるシンフォで、どちらかと言えばダークでヘビーな雰囲気が漂っており、後期KING CRIMSON風のリフが散見されますが、その他にもYES風のヴォーカルやコーラス、EL&P、GENESIS風のキーボード等70年代へのオマージュが強く感じられます。(4曲目の前半のフレーズが、Heart Of The Sunriseに聴こえてしまうのは私だけでしょうか?)
RODNEY MATTHEWSが手掛けたジャケットは、一見するとROGER DEANを思わせるデザインで、プログレ・リスナーの気分を一層盛り上げてくれますが、厳密に言うと本作は3/5曲がヴォーカル曲でこのブログの掲載基準を満たしておらず、全般的にヴォーカルの占めるウエイトが低い(特に4曲目のAjarはタイトルを連呼するだけ)ことから取り上げた次第です。

このアルバムのハイライトは、1曲目のChallenge、4曲目のAjar、5曲目のEndeless辺りでしょうか。
ややヘビーな面も併せ持ったシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://ellesmere-ams.bandcamp.com/album/wyrd

LOS MISTERIOS DE ELEUSIS(2017)/NAU ALETHEIA

LOS MISTERIOS DE ELEUSIS.jpg
今日ご紹介するのは、NAU ALETHEIA(アルゼンチン)のLOS MISTERIOS DE ELEUSISです。

このグループは、BUBUのALVAR LLUSA-DAMIANI(ギター、ヴァイオリン)、CANTURBEのGABRIEL HERRERA(キーボード、ギター)、元AURYNのEZEQUIEL BONANI(ドラム)の3人が中心となり、他にJUAN PABLO GONZALEZ(ベース)を加えて、2014年にアルゼンチンのブエノスアイレスで結成されました。
当初は、短編映画のサウンドトラック等を手掛けており、2016年にセルフタイトルのEPを発表していますが、この作品はその翌年にリリースされた彼らの1stアルバムで、上記4人の他にフルート×3、サックス、パーカッション、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ヴォーカル×2の10人がゲスト参加しています。

音楽的には、ヴァイオリン、フルート、サックス等をフィーチャーした変拍子満載のヘビー・プログレですが、よくよく聴いてみるとそれ以外の要素も柔軟に取り入れており、例えば1曲目はGOBLINやANIMA MORTEのようなホラー映画のサントラ風ながら、途中で全く異質な4ビート・ジャズを挟むという意表を突いた展開を見せています。(1/11曲がヴォーカル曲)
彼らは、FBで自分たちがKING CRIMSONのファンであることを公言しており、確かに2曲目は初期KING CRIMSON風のフルートとアコースティックギター、3曲目は後期KING CRIMSON風のヘビーなリフが登場しますが、それ以外にもKBB、PTF風のヴァイオリン・フレーズ、女性ヴォーカル、室内楽をフィーチャーした南米シンフォ等バリエーションに富んだ楽曲構成となっています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のNordenskjold、2曲目のInfancia Diamantina、3曲目のFotofobia、4曲目のLa Semana、9曲目のSangre De Estatua、11曲目のMenocchio(A Domenico Scandella)辺りでしょうか。
多様な音楽性を持つヘビー・プログレがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://naualetheia.bandcamp.com/album/los-misterios-de-eleusis

こちらのサイトでは、1曲目のNordenskjoldを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=0iBvy44KYLc

こちらのサイトでは、3曲目のFotofobiaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=8-2ypMWceFs

こちらのサイトでは、4曲目のLa Semanaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=dWlHwWnAsm0

こちらのサイトでは、5曲目のOctaedro、7曲目のMatesを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=w3UBprbjl5E

こちらのサイトでは、8曲目のY El Verano Dejo Una Brisaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=yQLLxkgoA0Y

こちらのサイトでは、11曲目のMenocchio(A Domenico Scandella)を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Oj-0Tou6OIo

L'OUCOMBALLA(1976)/COMPANYIA ELECTRICA DHARMA

L'OUCOMBALLA.jpg
今日ご紹介するのは、COMPANYIA ELECTRICA DHARMA(スペイン)のL'OUCOMBALLAです。

このグループは、先般1stアルバムのDIUMENGEを紹介しましたが、彼らは1st発表後に音楽的要素と演劇的要素を兼ね備えたトータルなショー作りを目指して、マレスメ郡カネット・デ・マールにあるコメディアンツというコミューンに移住し、他のグループとともに様々なステージで演奏していたようです。
この作品は、1stの翌年にリリースされた彼らの2ndアルバムで、L'OUCOMBALLAというタイトルはバルセロナの伝統行事であるコーパスクリスティにちなんで付けられており、メンバーは1stと同じ5人ですがESTEVE FORTUNY:サックス、JORDI SOLEY:アコーディオン、CARLES VIDAL:ダブルベースと各自新たな楽器にも挑戦しています。

音楽的には、サックス、ギターを中心としたテクニカルなジャズロックで、メインとなるソプラノサックスの音色が上品な雰囲気(KENNY Gのイメージによる偏見?)を漂わせており、ピアノも要所要所で堅実なプレイを見せている一方、ギターは比較的ナチュラル・トーンに近い音で、やや粗削りながら熱気溢れるソロを繰り広げています。
このアルバムは、レコードのA面にあたる1~4曲目にBalls De Nit(ナイトダンス)、B面にあたる5~8曲目にTocs De Festa(パーティタッチ)というサブタイトルが付いていますが、全編地中海独特の祝祭的な空気感に満ち溢れており、特にアルバム・タイトル曲ではPFMのCelebrationを彷彿とさせるフレーズが登場します。

このアルバムのハイライトは、2曲目のOnes Nones、4曲目のBall Llunatic-Toc、5曲目のMater Maritima、7曲目のL'Oucomballa辺りでしょうか。
ソプラノサックスをフィーチャーしたジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のAdeu, Estrella Del Diaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ll9mBsX1sqw

こちらのサイトでは、2曲目のOnes Nonesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Uf9LoYiysXY

こちらのサイトでは、3曲目のMitjanitを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=cvcNHTA6JtU

こちらのサイトでは、4曲目のBall Llunatic-Tocを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ly1V1yolulc

こちらのサイトでは、5曲目のMater Maritimaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=-vPOOhMv3Mo

こちらのサイトでは、6曲目のEls Pardals De La Ramblaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=cHYDSFP8MjM

こちらのサイトでは、7曲目のL'Oucomballaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=d9d7d9WrjXo

こちらのサイトでは、8曲目のTitu-Tiru-Rituを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=NVw1D8N8RXA

こちらのサイトで1曲目のAdeu, Estrella Del Diaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=sUu7jsm1lQ0

こちらのサイトでは、3曲目のMitjanitを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=CRwnSxuKGOk

こちらのサイトでは、4曲目のBall Llunatic-Tocを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=g21HrWXJfYA

こちらのサイトでは、7曲目のL'Oucomballaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=XBIUvSe6VK0

こちらのサイトでは、8曲目のTitu-Tiru-Rituを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=AIkwjukuDks

PRINCIPLES AND THEORY OF SPEKTRA(2020)/KARFAGEN

PRINCIPLES AND THEORY OF SPEKTRA.jpg
今日ご紹介するのは、KARFAGEN(ウクライナ)のPRINCIPLES AND THEORY OF SPEKTRAです。

この作品はKARFAGENの12thアルバムで、前作のBIRDS OF PASSAGEはHENRY WADSWORTHやWILLIAM BLAKEの詩に曲を付けたヴォーカル・アルバムだったため、このブログでは取り上げることが出来なかったのですが、本作は2015~2016年の7及びSPEKTRA制作に向けたセッション時に録音されており、SPEKTRAの続編(と言うよりルーツ?)と捉えて良いと思います。
このアルバムでは、ANTONY KALUGIN(キーボード、ヴォーカル)、IVAN GORITSKI(ドラム)、MAX VELYCHKO(ギター)、OLEG PROKHOROV(ベース)の4人をコア・メンバーとして、他にヴァイオリン、フルート×2、バスーン、オーボエ、アコーディオン、ベースの7人がゲストとして、更にLEAP DAY、TRIONのEDDIE MULDER(ギター、ベース)がスペシャルゲストとして参加しています。

音楽的には、これまでのアルバムと同様の叙情的なシンフォで、SPEKTRAは全体が3つのPHASEに分けられていたのに対し、本作は2つのPHASE(各3曲)で構成されていますが、特に今回はアコースティックギターやシンセの使い方等にGENESISの影響が感じられ、そういう意味では今の時代で最も70年代に近い音楽性を持ったグループだと思います。
KARFAGENは、ほぼ1枚/年のペースでアルバムをリリース(ANTONY KALUGINのソロに至ってはここ2年で3枚!)しており、既に次作も発売されていることから私にとっては嬉しい悲鳴なのですが、そのように多作な中で全ての作品が高いクオリティを維持していることは、本当に称賛(と言うより驚愕)に値しますね!

ロシアのウクライナ侵攻で、ANTONY KALUGINのFBにも悲痛な思いが綴られていますが、一刻も早く戦争が終結し平和が訪れることを祈っています。(彼のFBには、ウクライナ東部のハルキウ在住という記載があり心配です。)

このアルバムのハイライトは、1曲目のLevitation、2曲目のHunter、4曲目のBirth Of A Star、6曲目のGravitation辺りでしょうか。
リリカルなシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://antonykalugin.bandcamp.com/album/principles-and-theory-of-spektra-24-48-hi-res