INSERTER(2018)/SUNRISE AURANAUT

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今日ご紹介するのは、SUNRISE AURANAUT(ロシア)のINSERTERです。

このグループは、以前1stアルバムのCHILDHOOD'S END?と3rdアルバムのTHE FIRST COSMICを紹介しましたが、この作品は彼らの5thアルバムで、前作からマルチインストゥルメンタリストのVITALY KISELEVに加えて、ALEXANDER MALAKHOV(シンセ)が正式メンバーとして参加しています。
これまでのアルバム同様、本作もジャケット・デザインはVITALY KISELEVの手によるものですが、シュモクザメの頭の部分にUSBメモリのコネクタ(顔)を付けることにより、サメの目の部分が人間の腕、ヒレの部分が人間の足というように擬人化した可愛い姿となっています。

音楽的には、基本はキーボード、ギターを中心としたスペイシーなシンフォですが、これまでの作品のようなメロディアスな楽曲だけではなく、やや構成が複雑で難解な曲も増えており、聴きこなすまでにちょっと時間がかかるかもしれません。
このアルバムでは、今までよりロック色を強めたサウンドとするために、元々キーボード・プレーヤーであるVITALY KISELEVがギタリストに徹して、これまで30%程度であったアルバム全体に占めるギターの比率を50%程度に高めているそうです。

このアルバムのハイライトは、1曲目のThe Flight Continues、3曲目のKeeper Of The Forest Castle、6曲目のThe Saga Of The Discoverers(Parts 1&2)、7曲目のThe Saga Of The Discoverers(Parts 3)、10曲目のHello, Star Man !辺りでしょうか。
スペイシーな雰囲気のシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://sunriseauranaut.bandcamp.com/album/the-ocean-of-unspoken-words

OPEN THE FLOOD GATES(2012)/IN REALM

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今日ご紹介するのは、IN REALM(アメリカ)のOPEN THE FLOOD GATESです。

このアルバムは、DUの店頭で”北米シンフォのインスト作品”というコメントを見て購入しましたが、最近ではどんなマイナーなグループでもネットで検索すれば何らかの情報が得られるにも拘らず、このグループに関しては僅かにニュージャージーで活動していることぐらいしか判明しませんでした...。
自主製作盤と思われるCDは、ライナー(ジャケット)もペラペラの1枚もので、メンバーがベース、ドラム、ギター&キーボード×3の5人組という程度しか記載されていないことから、これは正に第三者の情報に振り回されることなく、初心に帰って真摯に音楽だけに向き合って書けということかなと得心した次第です。

音楽的には、リッケンバッカーと思われるゴリゴリ・ベースが目立つところはYES風、ゆったりとした浮遊感を感じさせる部分はPINK FLOYD風というように、全体的にやや粗削りで冗長なところはありますが、70年代のプログレの要素をしっかり咀嚼しているところは好感が持てます。
IN REALMは、これまで紹介してきた中でもおそらく最もマイナーなグループと言って良く、YouTubeの試聴サイトについても2015年6月に公開されているにも拘らず、1曲目が2桁、2曲目以降は1桁のアクセスしかないような状況なので、皆さんどんどん試聴してあげましょう。

このアルバムのハイライトは、1曲目のOpen The Flood Gates、3曲目のBehind These Walls、4曲目のBlack Octopus、6曲目のTwilight Mist、8曲目のIn The Distance辺りでしょうか。
70年代のプログレがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のOpen The Flood Gatesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=O22bDyn7M58

こちらのサイトでは、2曲目のLost In Timeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=kcVMFvqhreA

こちらのサイトでは、3曲目のBehind These Wallsを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=X0wolVk32BQ

こちらのサイトでは、4曲目のBlack Octopusを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=0kexLH5fANU

こちらのサイトでは、5曲目のThe Unfoldingを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=i_P7Ozilenk

こちらのサイトでは、6曲目のTwilight Mistを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=E0pK5bW7OzQ

こちらのサイトでは、7曲目のFollow Me To A Pathwayを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Mgnpyti9VXY

こちらのサイトでは、8曲目のIn The Distanceを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=bZ1pR6y6tIA

こちらのサイトでは、9曲目のA Tribute To "To Eno"を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=YeOjTVbVn4M

WELL(1991)/RAGNAROK

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今日ご紹介するのは、RAGNAROK(スウェーデン)のWELLです。

このグループは、以前メジャーな1stアルバムのRAGNAROKと、17年ぶりの復活作である6thアルバムのPATHを紹介しましたが、この作品はあまりCDショップでお目にかかることのない2nd~5thアルバムの中でも、今回初めてDUの店頭で見つけた彼らの5thアルバムです。
メンバーは、2ndアルバムから参加しているKJELL KARLGREN(WINDS=サックス他)、THOMAS WIEGERT(HEADS AND METAL=ドラム、パーカッション)の2人に加えて、新たにKENT OLSSON(WIRES=ギター)が参加した3人編成となっています。

音楽的には、全ての曲(一部共作)を新メンバーのKENT OLSSONが手掛けていることも影響しているのか、1stアルバムのプログ・フォーク調とは似ても似つかないインダストリアル系で、辛うじてサックスやギターが活躍するややジャズロック的な曲も含まれています。
このグループのレビューを見てみると、2nd~4thアルバムは管楽器をフィーチャーしたヘビー・ジャズロックとのことで、ある意味KING CRIMSONを彷彿とさせる路線となっているそうですが、この作品はこれまでのアルバムとは全然別物と考えた方が良さそうですね...。

このアルバムのハイライトは、2曲目のEpora、6曲目のFor The Ugly、9曲目のOn Your Knees辺りでしょうか。
インダストリアル・ミュージックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のBali Bongを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=mCdx-7G_wig

こちらのサイトでは、2曲目のEporaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=StF696F9PcA

こちらのサイトでは、3曲目のを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=B3961M5e-YU

こちらのサイトでは、4曲目のを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=aAwQoyjPxsw

こちらのサイトでは、5曲目のBusを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=SEUjd7b3XT8

こちらのサイトでは、6曲目のFor The Uglyを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=K-y6QHQLT2Q

こちらのサイトでは、7曲目のDorを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=AqsB0N5eIvM

こちらのサイトでは、8曲目のを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=gHscuWWZiiA

こちらのサイトでは、9曲目のOn Your Kneesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=MIKp44FKB8c

3395(2019)/LU7

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今日ご紹介するのは、LU7(日本)の3395です。

この作品は、前作AZURITE DANCEから5年ぶりに発表されたLU7の5thアルバムで、正式メンバーである栗原務氏(ギター)、梅垣ルナさん(キーボード)に、3rdアルバム以降レギュラーとなっている岡田治郎氏(ベース)、嶋村一徳氏(ドラム)を加えた4人のみで制作されています。
ジャケット・デザインは、前作のシモグミから佐々木仁美さんに変わっていますが、同じメンバー2人を中心にした写真でありながら、前作の派手派手しさとは対照的に、赤と黒を基調にしたお洒落で落ち着いた大人の雰囲気が感じられます。

音楽的には、私がずっと前によく聴いていたような爽快なライト・フュージョン曲でスタートし、それ以降もメロディアスな楽曲にギター、キーボード、ベースのソロが程よくブレンドされており、残念ながら今回は恒例のクラシックをアレンジした曲はありませんが、ややプログレの雰囲気も感じられるフュージョン作品となっています。
アルバム・タイトルの3395については、HP等いろいろと調べてみてもどこにも説明が無かったのですが、FBに載っていた新譜発売記念グッズ(Tシャツ)の写真を見て、原子番号71のルテチウム(元素記号Lu)の沸点であることが分かりました!

このアルバムのハイライトは、1曲目の白雨、3曲目の迷いの森と星の果てと、5曲目の3395、8曲目のチドリたちの祭りへの序章、9曲目のDecade辺りでしょうか。
プログレの合間にフュージョンを聴きたくなった方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトでオフィシャル・ミュージック・ビデオを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=eDgowFFvJso

SHACKLETON'S VOYAGE(2009)/EUREKA

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今日ご紹介するのは、EUREKA(ドイツ)のSHACKLETON'S VOYAGEです。

EUREKAは、ドイツ北西部の町フーズム出身のマルチインストゥルメンタリストFRANK BOSSERTによるワンマン・ユニットで、1997年に自宅のスタジオで自主制作した1stアルバムを発表して以降、これまでに5枚のアルバムをリリースしています。
この作品は、彼の初めてのオフィシャル・リリースとなった4thアルバムで、元YESのBILLY SHERWOOD(ヴォーカル)、元IONA、現NIGHTWISHのTROY DONOCKLEY(イリアンパイプス)、現RPWLのYOGI LANG(キーボード)、KALEMA(ヴォーカル)、IAN DICKINSON(ナレーション)がゲスト参加しています。

音楽的には、ギターと多彩なキーボードを駆使したシンフォで、トータル51分で15曲と短い曲ばかりの構成となっていますが、VANGELISのように広大な雪原を思わせる曲、MIKE OLDFIELDのようにケルティックな曲も含め、非常にバリエーションに富んだ内容となっています。(3/15曲がヴォーカル曲)
このアルバムは、SIR ERNEST SHACKLETONの3回目(1914~16年)の南極探検(世界初の南極横断を目指す)にインスパイアされて制作したもので、20ページのブックレットには探検隊の一員であるFRANK HURLEYが撮影した写真とともに、九死に一生を得た過酷なストーリーが掲載されています。

このアルバムのハイライトは、2曲目のDeparture、5曲目のHeading South、9曲目のGoing Home、10曲目のInto The Lifeboats、13曲目のIn Search Of Relief辺りでしょうか。
ギターやシンセをフィーチャーしたシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://eureka-music.bandcamp.com/album/shackletons-voyage

THE WORLD AT MINDS END(1977)/SKYWHALE

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今日ご紹介するのは、SKYWHALE(イギリス)のTHE WORLD AT MINDS ENDです。

このグループは、STEVE ROBSHAW(ギター、ヴァイオリン)を中心にイギリスのブリストルで1974年に結成され、その後何回かのメンバーチェンジを経て、1977年時点ではギター&ヴァイオリン、フルート&サックス×2、ベース、ドラム、キーボード、パーカッションの7人編成となっています。
この作品は彼らが残した唯一のアルバムで、2018年にドイツのプログレ名盤復活レーベルPAISLEY PRESSから再発されていますが、全ての曲をSTEVE ROBSHAWが手掛けており、レコーディング終了後に交通事故で亡くなったPAUL TODD(フルート&サックス)に捧げられています。

音楽的には、スピード感溢れるテクニカルなジャズロックで、目まぐるしい展開でありながら(私の好みだからか?)比較的聴き易く、カンタベリーとは正反対のイギリス西部のグループながら、このサウンドは正にカンタベリー・ロックと言って良いでしょう。
SKYWHALE解散後、STEVE ROBSHAWはPETER HAMMILLのアルバムにコンポーザーとして参加、GWYO ZEPIX(キーボード)は2000年前後のGONGのライブに参加していますが、JOHN SCHOFIELD(パーカッション)はあの有名なジャズ・ギタリストとは同名異人のようですね。

このアルバムのハイライトは、1曲目のEpicure、3曲目のTwo Budda Garage、5曲目のEternal Optimist辺りでしょうか。
ギター、管楽器をフィーチャーしたジャズロックがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=YzKZiLItBx8

AHMOO(1975)/JUPU GROUP

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今日ご紹介するのは、JUPU GROUP(ノルウェー)のAHMOOです。

このグループは、元SUPERKINGSのJUHANI POUTANEN(ヴァイオリン)が中心となり、他にJUKKA LINKOLA(キーボード)、UPI SORVALI(ドラム)、ILKKA HANSKI(ベース)、JANNE LOUHIVUORI(ギター)を加えて結成され、彼のミドルネームを取ってJUPU GROUPと名付けられました。
この作品は彼らが残した唯一のアルバムで、タイトルのAMHOOはJUHANI POUTANENの別荘があるフィンランド南部カルッキアの町の名前から取っており、ジャケットには女体に見立てたヴァイオリンがシュールレアリズム的に描かれています。

音楽的には、あまりメロディアスではないながらも、比較的軽快なリズムに乗って各メンバーのソロが繰り広げられるジャズロックで、各曲のクレジットにはソロ奏者の名前も明示してあり、タイトル曲のAmhooのように難解なインプロ風の曲も含まれています。
実を言うとこのグループは、かなり前から目を付けてはいたものの入手困難で、2016年に未発表ライブ音源がリリースされたのですが、そこをグッと我慢して待っていたところ、最近のプログレ再発ブームに乗ってSVART RECORDSからCD化された次第です。

このアルバムのハイライトは、1曲目のThe Seeker、4曲目のMoment、6曲目のDrops Of Rain辺りでしょうか。
各楽器のインタープレイをフィーチャーしたジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のThe Seekerを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=_CcA-U_XLvc

こちらのサイトでは、2曲目のEnnystymatonを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=nrbPMMLwCAI

CONJURE(2013)/HERD OF INSTINCT

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今日ご紹介するのは、HERD OF INSTINCT(アメリカ)のCONJUREです。

このグループは、テキサスで活動していた99 NAMES OF GOD解散後、そのメンバーだったMARK COOK(ウォーギター、ベース、ギター)、JASON SPRADLIN(ドラム)が中心となり、元NERVEWERKSのMIKE DAVISON(ギター)を加えて2007年に結成されました。
この作品は彼らの2ndアルバムで、前作でゲスト参加していたDJAM KARETのGAYLE ELLETT(キーボード)が正式メンバーとしてクレジットされており、他にPORCUPINE TREEのCOLIN EDWIN(ベース)をはじめとして、キーボード、フルート、ラップスチールギター、トランペットの5人がゲスト参加しています。

音楽的には、ミニマルでややアバンギャルド系とも言えるヘビー・プログレで、迫りくるような重いリフは強いて言えばDISCIPLINE期のKING CRIMSONを彷彿とさせますが、あまり人間味が感じられない無機質な音作りはかなりダークな雰囲気が漂っています。
MARK COOKが駆使するウォーギターとは、ギターとベースが一体化されたような12弦のタッピング奏法用のギターで、半端ないネックの太さには圧倒されますが、このグループの最近の映像を見ると、新たにチャップマンスティック奏者も加わって物凄いことになっています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のPraxis、3曲目のBrutality Of Fact、5曲目のSolitude One、7曲目のMother Night、11曲目のA Sense Of An Ending、12曲目のThe Secret Of Fire辺りでしょうか。
ダークなヘビー・プログレがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Ma6da2ibDmM

こちらのサイトでは、3曲目のBrutality Of Factを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=r_9zDXQxIOg

こちらのサイトでは、10曲目のNew Landsを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=p9ZBuILxiKI

HELS!(2018)/JEROEN VAN HELSDINGEN BAND

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今日ご紹介するのは、JEROEN VAN HELSDINGEN BAND(オランダ)のHELS!です。

JEROEN VAN HELSDINGEN(キーボード)は、2014年以降数人のゲストを迎えてHYBRIS、FUSIONESQUEという2枚のアルバムを発表していますが、その後メロディを担当するミュージシャンの追加を考えて招聘したのが、LALLE LARSSON'S WEAVEWORLD等の活動でも有名なRICHARD HALLEBEEK(ギター)です。
この作品は彼らの1stアルバムで、上記2人以外にジャズ/フュージョン・グループTRISTANのFRANS VOLLINK(ベース)、同じくジャズ/フュージョン界で活躍するMARC SCHENK(ドラム)の2人が参加しており、FRANS VOLLINKのスタジオでの2回のセッションと宅録により制作されています。

音楽的には、参加メンバーのキャリアからも推測出来るように、限りなくフュージョンに近いジャズロックで、全てJEROEN VAN HELSDINGENの手によるアダルトな雰囲気の曲を、ピアノを中心としたキーボード・ソロやテクニカルなギター・ソロをたっぷり組み込んで聴かせてくれます。
そもそもこのアルバムは、WDの”BRUFORD~HOLDSWORTH系プログレッシブ・ジャズロックの傑作!”というレビューと、内容とミスマッチのアメコミのヒーローもののようなジャケットを見て購入したのですが、3曲目の
CASIOPEAのASAYAKEのような曲が登場した瞬間ロック色は感じなくなりました・・・。

このアルバムのハイライトは、1曲目のIcarus、3曲目のCruisin' California、4曲目のIndia、5曲目のAfrika!辺りでしょうか。
メロディアスなフュージョンがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のIcarusを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=LF8ojtkHsNg

こちらのサイトでは、2曲目のPrayer To The Sunを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=PrKKMn6isO4

こちらのサイトでは、3曲目のCruisin' Californiaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=FbnrFZbkYq0

こちらのサイトでは、4曲目のIndiaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=i-agx_4VvfM

こちらのサイトでは、5曲目のAfrika!を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Jr9XFtvHQIs

こちらのサイトでは、6曲目のClare Fischerishを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=TWMog5osffc

こちらのサイトでは、7曲目のHeadbanger Bluesを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=jCDWfEEMvk4

こちらのサイトでは、1曲目のIcarusを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=KEGOV8aMppc

こちらのサイトでは、4曲目のIndiaを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=VwL4TlRef6s

こちらのサイトでは、5曲目のAfrika!を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=mKnwcoZp22s

こちらのサイトでは、6曲目のClare Fischerishを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=SBpccTb68bQ

THE WORLD[S](2018)/PTF

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今日ご紹介するのは、PTF(日本)のTHE WORLD[S]です。

このグループは、以前1stアルバムのPERCEPT FROM...、2ndアルバムのWHAT IS CONSTANTを紹介しましたが、この作品は前作から3年ぶりに発表された彼らの3rdアルバムで、今回初めてゲストとしてSANTA TAKAHASHI氏(トランペット)が参加しています。
この作品は、フライヤーにも記載されている通り”共感覚(SYNESTHESIA)”をテーマとしたコンセプト・アルバムですが、ウィキペディアによると”共感覚”とは、”ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる特殊な知覚現象(例えば音に色を感じたり、形に味を感じたり等)”とのことです。

音楽的には、これまでの作品同様高島氏のヴァイオリンを前面にフィーチャーしたシンフォで、鬼頭氏のキーボードがそれをうまく支えつつタイミング良くソロを挿入し、伊藤氏のベースと関氏のドラムが淡々と正確なリズムを刻むという、絶妙なコンビネーションに裏打ちされた曲展開となっています。
このアルバムも、前2作同様全ての曲を高島氏が手掛けていますが、全体がACT 1(1~7曲目)とACT 2(8~11曲目)に分かれており、ライナーの難解な解説を読む限りでは、主人公がCLAIREという少女の世界を共有(共感覚)する物語?のようです??

このアルバムのハイライトは、1曲目のMonologue ~Just Another Day、2曲目のOverture、3曲目のWondering What I See、5曲目のExperience Another World、8曲目のThe Dialogue、9曲目のTime to Realize、11曲目のSo Many Senses/Just Another Day(reprise)辺りでしょうか。
ヴァイオリン主体のシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトでTeaserを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=h-_1ANmDZSs

こちらのサイトでは、1曲目のMonologue ~Just Another Dayを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=IPjZyZEmNck

こちらのサイトでは、2曲目のOvertureを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=WG8n9uyKKYI

こちらのサイトでは、3曲目のWondering What I Seeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=zQM6pIGsp2U

こちらのサイトでは、4曲目のThe Stranger(Facing Her)を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=PhZHMorSnA4

こちらのサイトでは、5曲目のExperience Another Worldを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=kcAcp5sRxtA

こちらのサイトでは、6曲目のReminiscenceを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=cGAfoylVZ1U

こちらのサイトでは、7曲目のMonologue ~My Worldを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=g5N0vttEcRo

こちらのサイトでは、8曲目のThe Dialogueを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Httfc3NZjfE

こちらのサイトでは、9曲目のTime to Realizeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=aQVLZPfCQKY

こちらのサイトでは、10曲目のIn Agonyを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ZrD41Iixc8U

こちらのサイトでは、11曲目のSo Many Senses/Just Another Day(reprise)を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=pE0H5uX_00s

こちらのサイトでは、1曲目のMonologue ~Just Another Day、2曲目のOverture、4曲目のThe Stranger(Facing Her)、5曲目のExperience Another World、8曲目のThe Dialogue、10曲目のIn Agonyを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=fViLARmFm1Y

こちらのサイトでは、2曲目のOverture、3曲目のWondering What I See、5曲目のExperience Another World、6曲目のReminiscence、7曲目のMonologue ~My World、8曲目のThe Dialogue、9曲目のTime to Realize、10曲目のIn Agony、11曲目のSo Many Sensesを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=dPRGwqq5CQo

VIENTO DE TODA LA VIDA(2015)/ZONDA PROJECKT

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今日ご紹介するのは、ZONDA PROJECKT(アルゼンチン)のVIENTO DE TODA LA VIDAです。

このグループは、ERNESTO VIDAL(ベース)、SEBASTIAN RIVAS(ギター)、TUTI VEGAS(ドラム)という3人のベテラン・ミュージシャンによって、2000年にアルゼンチン北部の都市メンドーサで結成され、2002年に1stアルバムのEL LLANTO SECRETO DE LA LUNAを発表しています。
この作品は彼らの2ndアルバムですが、実際は2003~06年のライブで演奏された新マテリアル(と言いながら1stアルバムとは3曲重複)を収録したもので、メンバーはギターがMARIO MATARに交代しており、時期毎に3人のキーボーディスト(2005~06年はツイン・キーボード!)が新たに参加しています。

音楽的には、フュージョン・テイストも感じさせるクールなジャズロックで、特にツイン・キーボード時の音の厚みは非常に心地良く、一部インプロで押し捲る曲も含まれていますが、冗長さはあまり感じられないスリリングな演奏が展開されています。
ライブでの録音ということで、KING CRIMSON(Frame By Frame)、MIKE OLDFIELD(Tubular Bells)、EL&P(Trilogy)、JEFF BECK(Scatterbrain)のカバーが含まれており、そういう意味でもバリエーションに富んだ面白いアルバムと言えるのではないでしょうか。

このアルバムのハイライトは、1曲目のViento De Toda La Vida、3曲目のMiedo Al Silencio + Improv.: Quintanilla 1、5曲目のEl Llanto Secreto De La Luna、6曲目のFrame By Frame + Improv.: Quintanilla 2、8曲目のLa Naranja Violeta、12曲目のCicatriz辺りでしょうか。
テクニカルなジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://viajeroinmovilrecords.bandcamp.com/album/zonda-projeckt-viento-de-toda-la-vida-2003-06

こちらのサイトでは、2曲目のPerfumeを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=sc0RXNth1fU

こちらのサイトでは、3曲目のMiedo Al Silencioを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=c3YP2bIiYh4

こちらのサイトでは、9曲目のScatterbrainを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=N0_Lt5Idh7c

こちらのサイトでは、12曲目のCicatrizを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=foROYIFX_xw

FIRST STEPS(1980)/2ND VISION

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今日ご紹介するのは、2ND VISION(イギリス)のFIRST STEPSです。

このグループは、SOFT MACHINEのツアー・メンバーだったRICK SANDERS(ヴァイオリン)を中心に、彼のバーミンガム時代のバンド仲間であるDAVE BRISTOW(キーボード)、MICKY BARKER(ドラム)を加えて、1977年に結成されたSURROUNDING SILENCEが母体となっています。
その後、元DARRYL WAY'S WOLF、SOFT MACHINEのJOHN ETHERIDGE(ギター)、元GRYPHONのJONATHAN DAVIE(ベース)が参加し、1979年にグループ名を2ND VISIONに改めて活動開始しており、この作品は彼らが残した唯一のアルバムということになります。

音楽的には、表情豊かなヴァイオリンとテクニカルな速弾きギターがせめぎ合うジャズロックで、楽曲はRICK SANDERSとDAVE BRISTOWがほぼ半分ずつ手掛けていますが、ゆったりとしたテンポからリズミカルな曲まで硬軟織り交ぜてといった感じでしょうか。
この作品は、腕を組んだ2人の後ろ姿を描いたジャケット(SIMON FINNという人の全く同じ構図のアルバムあり)がほのぼのとした雰囲気で、中古CDショップで見て以前から気になっていたのですが、JOHN ETHERIDGEというクレジットもあり間違いないだろうという想定のもと、久しぶりにジャケ買いしてしまったアルバムです。

このアルバムのハイライトは、1曲目のIce Bells、2曲目のDancing Circle、4曲目のAugust 4、7曲目のStar Dance、8曲目のCoanda辺りでしょうか。
ヴァイオリンをフィーチャーしたジャズロックがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=u-ArzP4kPN8

THE EXPERIENCE(2018)/LAVIANTICA

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今日ご紹介するのは、LAVIANTICA(イタリア)のTHE EXPERIENCEです。

LAVIANTICAは、メインストリーム系のグループで活動していたMARCO PALMA(ギター)、PAOLO PERILLI(ベース)と、ニューエイジ系のグループで活動していたLUCIANO STENDARDI(ピアノ)、PAOLO MUSOLINO(キーボード、アコースティックギター)により、80年代後半に当初はALTEREGOという名前で結成されました。
この作品は、ヴォーカル主体の1stから5年ぶりにリリースされた彼らの2ndアルバムで、上記4人に加えてDANIELE SORRENTI(フルート、ミニムーグ、ビブラフォン)が新たに加入しており、MARCO ROVINELLI(ドラム)、FABRIZIA PANDIMIGLIO(チェロ)の2人がゲスト参加しています。

音楽的には、リリカルなフルートやギター、キーボードを中心としたメロディアスなシンフォで、全編で活躍する流麗なピアノが特に印象的ですが、どちらかと言えばテクニックで押すのではなく、構築美とアンサンブルで聴かせるタイプのグループではないでしょうか。
このアルバムは、GALBATという肉体を持たない異次元のエネルギー体(思考からなる生命体)が、物理世界への旅を通して人間や自然を理解していく過程を、6つのパートに分けて作り上げたコンセプト・アルバムで、ライナーにはその詳細(難解!)な解説が記されています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のThe Journey、2曲目のBreathing Flower、6曲目のTraveler辺りでしょうか。
叙情的なシンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://laviantica.bandcamp.com/

こちらのサイトでは、1曲目のThe Journeyを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=v5WynaFmQWE

こちらのサイトでは、2曲目のBreathing Flowerを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=cYS8Ga45Oyo

こちらのサイトでは、3曲目のCloserを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=tDswq9C9ROs

こちらのサイトでは、4曲目のArtificial Thoughtを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=e3cSzqH661o

こちらのサイトでは、6曲目のTravelerを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=MtDE3M4vElA

REBOOT(2018)/PROPORTIONS

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今日ご紹介するのは、PROPORTIONS(アメリカ)のREBOOTです。

このアルバムは、GIANT FOR AN HOUR(GENTLE GIANTファンによる企画盤)に参加しているアメリカ人のANDY KUBICKI(ベース、キーボード)が中心となり、世界各地のミュージシャンとウエブ上でのデータのやり取りで制作されています。
他のメンバーは、スウェーデン人のLENNART STAHLE(ギター、キーボード)、同じくスウェーデン人でGIANT FOR AN HOURにも参加しているTOMAS STARK(キーボード、ギター)、カナダ人のDENIS BOUCHER(ドラム、パーカッション)の3人で、本作ではBABA ELEFANTE(ベース)、RICHARD SHEEHY(ギター)、ROBERT BENNETT(チェロ)の3人がゲスト参加しています。

音楽的には、一応ジャズロックの範疇だと思いますが、DENIS BOUCHER以外の3人が共作を含めて5~6曲ずつ手掛けており、53分で全14曲という比較的短い曲ばかりの構成ながら、さすがにGENTLE GIANTのフォロワーだけあって、変拍子てんこ盛りの一筋縄ではいかない楽曲が揃っています。
最近では、このようなレコーディング方法でKBBの壷井彰久氏(A TRIGGERING MYTHのTHE REMEDY OF ABSTRACTIONに参加)、TEEの米田克己氏(FRENCH TVのAMBASSADORS OF GOOD HEALTH AND CLEAN LIVINGに参加)、KENSOの清水義央氏(THE SAMURAI OF PROGのTHE IMPERIAL HOTELに参加)等も世界に羽ばたいていますね。

このアルバムのハイライトは、2曲目のCardiac Rescue、3曲目のMocked Sin、5曲目のThe Far Side Of The Sea、7曲目のBinary Star Dance、10曲目のReboot、11曲目のFalcon Exports、12曲目のDoom Two辺りでしょうか。
ちょっとユニークなジャズロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://propsreboot.bandcamp.com/releases

こちらのサイトでは、トレイラーを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=dOMbadJa5Fs

RETREAT(1983)/ROUSSEAU

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今日ご紹介するのは、ROUSSEAU(ドイツ)のRETREATです。

このグループは、先般1stアルバムのFLOWER IN ASPHALTを紹介しましたが、この作品はその3年後に発表された彼らの2ndアルバムで、ギターがJORG SCHWARZからCHRISTOPH MASBAUMに交代しており、新たにHERBERT G. RUPPINK(ヴォーカル)が参加しています。
淡い色彩の写真のような絵のようなジャケットは、そのHERBERT G. RUPPINKが手掛けていますが、よくよく調べてみると1stアルバムのジャケットもこの人の作品であり、デザイナーがヴォーカリストになったのか、ヴォーカリストがデザインもやっているのかどちらなんでしょうね?

音楽的には、フルートをフィーチャーしたCAMELタイプのシンフォで、リリカルかつメロディアスであることから非常に聴き心地が良く、ギタリストが代わったからか1stと比較するとややアコースティック色が強くなったような気がします。(3/10曲がヴォーカル曲)
誰でも容易に想像出来ると思いますが、グループ名は18世紀のフランスの哲学者であるJEAN-JACQUES ROUSSEAUから取ったもので、それだけ彼らはROUSSEAUの思想に心酔し、共鳴しており、その音楽性にも大きな影響を与えているようです。

このアルバムのハイライトは、1曲目のL'age D'or、4曲目のChina、5曲目のYago、6曲目のWindsong、9曲目のBreakfast At Tiffany's辺りでしょうか。
70年代風シンフォがお好きな方には、是非お薦めしたい1枚です。

このアルバムは、こちらのサイトで1曲目のL'age D'orを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=xrDt3J5p_bU

こちらのサイトでは、2曲目のOne Of A Thousandを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=jkpqQqr1L70

こちらのサイトでは、3曲目のCafe Cremeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=JTkRCLARaMw

こちらのサイトでは、4曲目のChinaを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=wz-IXPnoH_g

こちらのサイトでは、5曲目のYagoを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=pGR3yH0Zj_Y

こちらのサイトでは、6曲目のWindsongを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=wsyGgXlCYLc

こちらのサイトでは、7曲目のIncompleteを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=Nrm2qdWqrog

こちらのサイトでは、8曲目のScarlet Lakeを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=IhIQCe8ZlMY

こちらのサイトでは、9曲目のBreakfast At Tiffany'sを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=fizE_fVp3GE

こちらのサイトでは、10曲目のFlightを試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=f-gqH5lJYog

幻想組曲:やまとなでしこ(1984)/中島優貴

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今日ご紹介するのは、中島優貴(日本)の幻想組曲:やまとなでしこです。

中島優貴氏は、1980年代初めにHEAVY METAL ARMYやEASTERN ORBITといったグループで活動していたキーボーディストで、後者はややプログレ寄りと言われていたようですが、個人的にはこれまで全く聴いたことの無いミュージシャンです。
今回NEXUS ROCK LEGEND ARCHIVE COLLECTIONで、上記2グループの作品と彼の3枚のソロ・アルバムが再リリースされ、そのうち本作がオールインストという情報を入手したことから、@1,404円でお手頃価格ということもあり取り敢えず購入してみました。

音楽的には、中島優貴氏のキーボードを大々的にフィーチャーしたシンフォと言って良いと思いますが、各曲小野小町をはじめとした日本の歴史上の女性をイメージ(一応全曲歌詞は準備)して作られており、4分前後の曲ながら非常にセンチメンタルでメロディアスな楽曲が揃っています。
しかしながらリズム隊(鳴瀬喜博氏、渡辺建氏、樋口宗孝氏)がテクニカルである反面、一部挿入されているチープな打ち込みが何とも微妙で、ロック色があまり感じられない一方フュージョンとも異なっており、時代的にはプログレと言うよりトレンディー・ドラマの主題歌といった雰囲気でしょうか。

このアルバムのハイライトは、1曲目のプロローグ:やまとなでしこ、3曲目の女王の恋 ミステリー・ウーマン、4曲目のドラマティック・フィール、9曲目のスペイシー・セレナーデ、10曲目のエピローグ:ヴィーナス・ア・レイ辺りでしょうか。
キーボードを中心とした軽めのインストものがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで2曲目の夢・美聖女を試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=IIxcB_BXE5M

LE BATELEUR(2018)/ALCO FRISBASS

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今日ご紹介するのは、ALCO FRISBASS(フランス)のLE BATELEURです。

このグループは、以前1stアルバムのALCO FRISBASSを紹介しましたが、この作品はその3年後に発表された彼らの2ndアルバムで、前作のデュオに加えて新たにFREDERIC CHAPUT(ベース、ギター、キーボード、パーカッション)が加入しています。
マルチインストゥルメンタリストが3人揃うと、彼らだけで何でも出来るような気がしますが、本作では更にMINIMUM VITALのTHIERRY PAYSSAN(ピアノ)、JEAN-LUC PAYSSAN(ギター)、ERIC REBEYROL(コルネット)の3人がゲスト参加しています。

音楽的には、いきなり1曲目からKING CRIMSONのようなヘビーな雰囲気で始まりますが、全般的には前作同様カンタベリータイプのジャズロックで、変拍子を絡めた複雑な構成の曲が多く、次に何が出てくるか分からないような目まぐるしい展開となっています。
ジャケット・デザインは、1st:SIM LIGNON、2nd:DARIO D'ALESSENDROと作者は異なっていますが、本作の中世のマジシャンを描いた絵のテーブルの上には、前作の裏ジャケに転がっていたのと同じような男性の生首が乗っています。(でも顔がちょっと違うか...。)

このアルバムのハイライトは、1曲目のSoufre Et Mercure、4曲目のLes Cartes Vivantes辺りでしょうか。
カンタベリー・ロックがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://altrockproductions.bandcamp.com/album/le-bateleur

VISIONARY(1976)/GORDON GILTRAP

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今日ご紹介するのは、GORDON GILTRAP(イギリス)のVISIONARYです。

GORDON GILTRAPは、イギリス東部のケント州ブレンチリー出身のギタリストで、12歳の頃にギターを始めてから独学でテクニックを磨いて18歳でプロ・デビューし、1968年に発表した1stアルバム以降現在までに17枚のオリジナル・アルバムをリリースしています。
この作品は彼の5thアルバムで、完全にソロで制作した過去4作品とは異なり、本作ではROD EDWARDS(キーボード)、SIMON PHILLIPS(ドラム)、JOHN G PERRY(ベース)を迎えたバンド編成となっており、他にパーカッション、ヴォーカル、ホーンセクション、ストリングスセクションも参加しています。

音楽的には、GORDON GILTRAPのテクニカルなアコースティックギターを中心としたフォーク系シンフォで、オーケストレーションを導入していることによりクラシカルな趣もあり、ANTHONY PHILLIPSやSTEVE HACKETTにも相通じるところがあると思います。
このアルバムは、ATOMIC ROOSTER、EL&P、AIN SOPH等数多くのプログレ・グループが、ジャケットや歌詞に引用しているWILLIAM BLAKEの作品にインスパイアされて制作されており、タイトルもWILLIAM BLAKEがVISIONARY(幻視者)と呼ばれていたことに因んで付けられています。

このアルバムのハイライトは、1曲目のAwakening、3曲目のFrom The Four Winds、5曲目のRevelation、8曲目のThe Tyger、11曲目のNight、15曲目のOn Wings Of Hope辺りでしょうか。
アコースティックギターがお好きな方は、是非聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=8FLzQdNEeVg

こちらのサイトでは、4曲目のLucifers Cageを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=FtFOM4hHs-Y

こちらのサイトでは、9曲目のThe Ecchoing Green、10曲目のLondonを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=0UcSFoaaiGM

こちらのサイトでは、11曲目のNightを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=iKuUKfvA10k

JORD(2017)/JORDSJO

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今日ご紹介するのは、JORDSJO(ノルウェー)のJORDです。

このグループは、HAKON OFTUNG(ヴォーカル、ギター、キーボード、フルート)とKRISTIAN FROLAND(ドラム)の2人によって、2014年にノルウェーのオスロで結成され、2015~16年にかけてカセットテープ(この時期にカセット?)による3作品をリリースしています。
このアルバムは、KARISMA RECORDSからリリースされた彼らの初めてのCD作品で、1曲のみROBERT DALL FROSETH(ベース)がゲスト参加していますが、ライブの際はSTALE LANGHELLE(キーボード)、HAKON KNUTZEN(ギター、ベース)を加えた4人編成で活動しているようです。

音楽的には、一聴して分かる通りANGLAGARD、WOBBLER等を彷彿とさせる北欧らしいシンフォで、フルートをフィーチャーしたサウンドはややヘビーで寂寥感を感じさせますが、アコースティックギターが入るとある意味日本のフォークに通じるところもあります。(3/7曲がヴォーカル曲)
一方で1曲目のOver Viddaや7曲目のPostludiumは、浮遊感の漂うエレクトロニック・ミュージック風ですが、PROGARCHIVESの解説によると、前作(カセット)がBREIDABLIKというシンセミュージック・グループとの共作で、その名残(ハッキリ言って酷評!)ということのようです。

このアルバムのハイライトは、2曲目のAbstraksjoner Fra Et Dunkelt Kammer、4曲目のJordⅠ、5曲目のJordⅡ、6曲目のLa Meg Forsvinne辺りでしょうか。
北欧特有のシンフォがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://jordsjo.bandcamp.com/album/jord

こちらのサイトでは、2曲目のAbstraksjoner Fra Et Dunkelt Kammerを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=jvW4FiT-5dg

こちらのサイトでは、6曲目のLa Meg Forsvinne!を視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=tCrxSvpxv3Y

ELEGANT GYPSY(1977)/AL DI MEOLA

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今日ご紹介するのは、AL DI MEOLA(アメリカ)のELEGANT GYPSYです。

AL DI MEOLAは、アメリカのニュージャージー州ジャージーシティ出身のギタリストで、バークリー音楽大学を経て1974年にRETURN TO FOREVERに参加していますが、同グループ解散後からソロ活動を開始し、現在までに26枚のオリジナル・アルバムを発表しています。
この作品は彼の2ndアルバムで、PACO DE LUCIA(アコースティックギター)、JAN HAMMER(キーボード)、BARRY MILES(キーボード)、ANTHONY JACKSON(ベース)、STEVE GADD(ドラム)、LENNY WHITE(ドラム)、MINGO LEWIS(パーカッション)というジャズ/フュージョン界では錚々たるメンバーが参加しています。

音楽的には、AL DI MEOLAのエレクトリック、アコースティックともにテクニカルなギターを中心に、どちらかと言えばジャズロックよりフュージョンに近い感じで、各曲緻密なアンサンブルによる演奏が続く一方、各メンバーの速弾き合戦も繰り広げられています。
ロック(プログレ)とフュージョンの境界線は、なかなか一言では言い表せない難しい定義ですが、この作品に関して言えばラテンやフラメンコの要素をふんだんに取り入れているところが、ロック(プログレ)とは一線を画しているのではないかと思います。

このアルバムのハイライトは、1曲目のFlight Over Rio、3曲目のMediterranean Sundance、4曲目のRace With Devil On Spanish Highway辺りでしょうか。
ラテン風味のフュージョンがお好きな方は、是非一度聴いてみて下さい。

このアルバムは、こちらのサイトで全曲試聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=9Y7xw2k6mH4

こちらのサイトでは、1曲目のFlight Over Rioを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=NcDQUnbmCPo

こちらのサイトでは、2曲目のMidnight Tangoを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=BPeyxTJLWQ8

こちらのサイトでは、3曲目のMediterranean Sundanceを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=g71alrOgl90

こちらのサイトでは、4曲目のRace With Devil On Spanish Highwayを視聴出来ます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=vGWfDkx4zyY